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さて、無事に穴を掘れました。次はこの穴にピッタリと合う補強材を作っていきます。ヒビ割れの度合にもよりますが、今回のようにバックリといってる場合同じマホガニー材を使うには強度的に少し不安なので使用する材はメイプル材にします。下の写 真は厚みを6.3ミリ程度に削りだしたところです。(穴の幅は6.0ミリ刃を使ったため、多少太めに・・・)

 

ここからはナットやアコースティックのブリッジサドルを整形していく場合とほとんど同じ作業ですが、ナットやブリッジの場合たいてい牛骨です。それが木材にかわっただけですね。よくお客さんから聞かれる(言われる)事が「弦高を下げる為に自分でブリッジを削ったら底辺部が斜めに削れてしまった」というケース。直角に削っていくには下のように直角の出た当て木に押し当てながら削ればオーケーです。もちろんガラス等キッチリ平面 が出ているものの上で作業します。

 

上の写真のような感じで底辺をしっかりと平面にします。次にノギスで穴の長さを測り、メイプル材をその長さプラス0.1~0.2ミリ位 長めになるようにカットします。

まず左のようなカクカク形にし・・・徐々に右のような丸みに近づけていきますが、この丸み具合は正確に穴の丸みと合っていなければいけません。少しでも隙間があると塗装段階で隙間から塗料が入り込んでしまい、出来上がりの塗装表面 が陥没してしまいます(接着剤にも良くないでしょう)。始めのうちは#150位 の荒めのペーパーを使い、最終的なアール合わせの段階では#320位のペーパーに替えて行うと良いと思います。自分のベストな番数を発見しましょう。0.1ミリくらい長めにしておいた分はこの曲線を合わせる段階で穴の長さとピッタリ合うようにします。

 

メイプル材の「長さ」「底辺の平面・直角」「端部の曲線」以上3点ができたら、いよいよラストの厚み具合を調整(削り)していきます。これまた非常に根気がいる作業でして、ここで失敗すると今までの労力が水の泡です。私がここで使うペーパーは#320と#600です。すでに6.3ミリほどに加工してあるので残りの0.3ミリ位 の厚みをガラス(平面)の上にペーパーをのせ慎重に削っていきます。基本的に「少し削っては穴に差し込んでみて確認」の繰り返しですが、ノギスを使い両端(と上部・底部)が均等に削れているか注意しながら進めます。

穴に「ギュー」と押し込めばなんとか入っていく位の厚みになったら#600のペーパーに替えます。ここまできたら「シュ、シュ、シュ、シュ」と4~5回削ったら確かめて、という具合で進めます。なんと表現したらいいでしょうか、言葉で言うと「プスーー」、「フスーー」という感じですかね。職人が作った桐タンスを閉めた時のような感覚に近い?(もう少しきつめ・・・)穴から引き抜く時、多少ちからがいる程度で抜き差しできれば完成です。下までしっかりと入っているかも確認します。

両方とも完成しました。

人間の感覚とは不思議なもので、仕事で何十本~百本以上とナット交換等をしたおかげでしょうか・・・今では目視だけで左右の0.1~0.2ミリほどの厚みの差が分かるようになってきました。 テレビで「ほんの数秒で弁当を包装紙に包むおばちゃん」や「指で触っただけでコンマ何ミリの紙の厚みが分かる人」というのを観たことがあります。思わず「スッゲー」と声を出してしまった・・・そろそろ今の若者世代で「メールが来る気配を必ずキャッチできる人」第6感人間なんてのが出てこないでしょうか(笑)。

あとはクランプです写 真のようにカット。

ブロックの底面にはごく浅く逆アールを付けています(図は極端です)。接着面 の面積が図のように違うため単に垂直にクランプをかけると接着面積の少ないほう、つまり外側に多く力が加わる為です。C型クランプを使う場合もただクランプするのではなく、接着面 を考慮してひと工夫してからクランプします。接着剤にはタイトボンドを使います。


*注)現在ではこのようなクランプは行っていません。当時の試行錯誤といったところでしょうか・・・・


 

人間の「第6感」。「シックスセンス」はおもしろかった。

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あの天才子役ハーレイ・ジョエル・オズメント、すばらしい演技力ですよね。(ホームアローンのあの子みたいに堕落しなければいいですけど・・・)私はもっぱらレンタル派なのでつい最近「A.I」を観ました。この映画「良い、悪い」が分かれるようだが、私は「最後にポロリと涙」でした。

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映画好きがこうじて普段は部屋を真っ暗にしてプロジェクターの60インチという大画面 で観ている。ソニーのホーム用プロジェクターなので多少画面が暗く、色彩がでないのが残念だが「大画面 」「部屋が暗い」というメリットのほうがうえです。これでヘッドホンでなく5.1サラウンドでガンガン聴けたら文句なしなのだが・・・

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