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06.8月、約1年前におこなった修理です。
本日は6月14日、今年の梅雨は遅いですね。ようやく今日からシトシトと梅雨に入るような予報が。冬は記録的な暖冬で、夏が来る前に28度近くまでの暑さになったりと・・・地球が壊れていっている事がよく体感できるような気がします。

さて、GIBSONのJ-45のバック板オープン修理です。まず状態ですが側面がこのように大幅に割れています。そして、ネックジョイントもバコバコと動き、ネックブロックもこの側面の割れに沿って破断・割れているので新しく作り直し交換します。

さっそくエスプレッソマシーンの蒸気でネックを外します。上記の写真のようにヒール側からジョイント部が見えるほど隙間があいているのでそこからスチームをいれます。と、その前にボディに乗っかっている指板の接着は剥がしておきます。
ジョイントが外れたところです。まだ湿っているところがあります。

 


 

残りのスチームでエスプレッソを入れ美味しくいただきます *スポンサーリンク

 


 

側面が大幅に割れているのでこのまま放置しておくとスチームの影響で板が反ってしまいます。そこでネックジョイントが外れたらすぐにボディ内側&外側に当て木をしてクランプで締め付けます。完全に乾燥するまで2~3日放置します・・・

乾燥後クランプを外しました。板の反りもなく一安心。

この後にバック板をオープンする作業が待っているのですが先に側板を接着します。バック板を剥がした後で行うと正確に割れが合わなくなったりするためです。またなによりもこの段階で接着するほうがクランプも強くかけられますし作業的に楽です。

↑接着、乾燥後にもうひと工夫してあげます。単に割れを接着しただけではこの後の作業で再び割れてしまったり強度的に弱いので、「仮」に表側から適当な木っ端を接着します。最終的に側面&バックは完全に塗装を剥がし、再塗装するので多少のキズが塗装面に付いても問題ありません。塗装面がピカピカのまま接着すると接着力が弱くなるのでペーパーですり傷を付けています。

次はバインディング&バック板剥がしです。バインディングは1ヶ所を剥がしそこからパレットナイフなどを差し込んでゆっくり引き離していくと素直に取れる場合が多いです。

バック板はヒーターを使い温めながら剥がしていきます。マーチンの大修理では湿らせたタオルを使い蒸気熱で剥がしていましたが現在ではその方法は行っていません。

ネックブロックも同時に剥がしたのですが撮ってなかったようです・・・下の画像はすでに新ネックブロックを製作しているところですね。
今回の作業の中でいちばん大変だった部分がこのネックブロック製作でした。オリジナルのダヴテイル部分の寸法・角度を正確に測り作っていくのですが、オリジナルダヴテイルの「角度」に合うルーターの刃が無かったのです・・・(↓画像↓)。

はじめは困りました・・・・大抵は角度の合うものがあるのですがステュMacでも合うやつがないし・・・・まあ無いもんは無い!という事でどうすれば正確な角度でアリ溝(ダヴテイル)が掘れるか考えました。いちからノミを使って掘ってもいいのですがこういう部分は機械を使ったほうがより正確に掘れるのでルーター+ノミと両方使いました。

上の図を見ていただければ分かると思いますが、
[1]はじめに普通のザグリを掘る時と同じように三角形に掘ります。
[2]次に特製の「ルーター角度つき台」を作り「斜めに」掘ります。
[3]するとこのようにいちばん奥だけ残ります。
[4]この残った部分はノミでカットします。
はじめにネックブロックの形にカットしてしまうと作業しづらいので、ネックブロックの3倍くらい大きな塊のままダヴテイルを掘り、ダヴテイル部が完成したらネックブロックの形にカット・成形します。ネック側には微妙な「アール(カーブ)」をつける事も忘れずに。

そして完成したのが下。
←寸法もまったく同じ双子ちゃんが完成。
割れていた部分を青線で印しましたがもう一ヶ所割れているところがあった記憶があります・・・・新しいブロックを作る時に寸法など正確に測るので割れは接着してあります。

新ネックブロックを接着します。

 


 

ここ最近おもしろい映画がない!ハズレ映画だと「ああ~せっかくの2時間が・・・」と落ち込みます。そんなこんなでTSUTAYA DISCASをあさってもみましたが既に観たいものは全部観てるので借りる物も無い・・・・う~ん、どうしようかなあと悩んでいたところずっと前からチラッと見ては「わ・ざ・と」見ないふりをしてきた海外ドラマが目に、、、、、。

とうとう手を出してしまいました。[24 TWENTY FOUR]

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これが出た時って2001年なんですね。もう6年も経っているとは。あまり海外ドラマ物は観ないのでこの「24」が世間で騒がれていた時もさして観たいとは思わなかったのです。キーファー・サザーランドはずうーっと昔にスタンドバイミーで悪役として出てたのを観たきり(まだ若手の頃の話し・・・)、それ以来「この人は悪役」というイメージが頭の中で確立してました。

1シーズンで12巻あるのでディスカスで2枚、駅前のツタヤで2枚、という感じで完全にはまってしまいました(笑)。1枚で約1時間30分なので4枚観ると6時間!休日にはこの「6時間コース」をこなしてますがやはり途中で眠たくなります。そこで20分ほど仮眠するとパッチリ・スッキリでその後の3時間を突破できます。余裕があれば夕飯を食べた後に「夜の部」と題してさらに2本・・・・(-_-)

 

現在、シーズン3を突破中。。。。さすがにシーズン3まで観ると若干マンネリ化、というか慣れてきたせいか1、2日おきに2本観るというペースになってます。そこで問題なのは普通の映画やドラマと違い「すべて丸一日の出来事を1本で2時間づつ観てるんだ」と思い返しながら観ないとならない。ちょっと大変・・・・・・

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