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梅雨ですね〜、昼間は汗をかくほど蒸し暑いかと思えば、朝夕はまだ涼を感じますね。皆さん体調は大丈夫ですか? 私は先日、梅雨の晴れ間を狙って奥多摩の「鷹ノ巣山」へ行ってきました。

 

「奥多摩」は初めて行きましたがいちおう東京都なんですよね、ココ。ま、軽いハイキングかと思ってたら、スタート6時40分〜下山15時15分と、かなりガッツリの登山でした・・・。写真撮りながらのんびりだったからな〜

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今回のお題は「指板バインディング交換」

 

 

なんで指板バインディング交換するの?という事ですが、以前にどこか他のショップでフレット交換をしてもらったらしいが仕上がりがいい加減、ほぼ素人仕事。浮きは多数、矢印のフレット溝部分など指板材の「割れ・欠損」もある。また、バインディング自体の痩せ、角・端がかなり削られている。フレットの有効範囲を極力広げたいという事もあり、バインディング交換にいたる。

 

因みに指板バインディング交換を行うには塗装も含むかなり大がかりな作業になります。。。

 

 

現状はこのような感じ

*バインディングの幅・厚みはもっと薄いが図面には考慮していない

指板バインディングの「角・端」が丸く削られている場合、新フレットを打った後いかに垂直に削ろうとしても物理的に無理が生じます。フレットを打った後は出っ張った部分をヤスリで削り・整えますが、なるべく垂直に近いように削ろうとしても・・・


↑すでに丸みがあると端を立てようとしても             上図右↑このように削るしか・・・

 

 

 

上で説明したとおり見た目的には(バインディング交換しなくても)フレット端を垂直にちかく立てる事は可能。ただしフレットの有効範囲はあまり変わらない事が分かると思います。バインディング側面を多く削るデメリットも。

 

↓↓ ではバインディング交換するとどのような結果になるか ↓↓


どこかの修理項目でも説明した記憶があるが、フレット交換の際にお客様からの要望で「極力フレットの端を垂直に立てて仕上げてほしい」という事がよくあります。このご要望にどの程度お答えできるか(可能か)は、指板の「端・角」の形状によってある程度決まってきます。

フレット交換の際には必ず指板修正も行うのでその段階である程度はフラットな面積が増えます。が、長年やっていると「指板の端・丸み具合」を見ただけで「ああ、これは(フレット交換後も)あまりフレット端は立てられないな」とか、「指板の側面部を少し多めに削る事になるな」とか判断できます。

 


 

 

なにはともあれパーツ外しから。

 

ペグも外し〜、フロントP.Uも外し〜、ストラップピンも外し〜、トグルSWも邪魔になるから奥へ引っ込めて〜
次はフレットを抜いて行きます。

が、その前に指板オイルをよく染みこませ、シットリさせてから作業(指板材の欠け・割れ防止にもなる)。100Wのパワフルハンダごてでフレットを一気に熱してから改造クイキリで押さえつけるように抜きます。もし接着剤が使われているなら熱してあげる事で軟化し抜きやすくなる。また、熱を加える事で木材も軟らかくなりチップ(割れ・欠け)しにくくなります。

 

  

とは言うものの、すでに指板はこの有様↑↑↑ もういたるところバッキバキです。

 

とりあえず全てのフレットを抜いた。

 

 

さて、ここからはまず指板面の修復です。

←こんな画像を観ると「うげぇ、こんな汚くすんの!?」なんて思うかもしれませんけど作業途中ではこんなものです。

こまかい"欠け・割れ"が無数にあります。エポキシでもいいのですが、固まる早さなど利便性を考えて瞬間接着剤で処置。硬化促進剤をスプレーしてもいいんですが、たまにアロンが固まる時に白濁化するので要注意。半日〜一昼夜くらい放置して自然と固まるのを待ったほうがリスクはありません。

エポキシを使う場合は欠けている部分がもっと大規模だったりすると適しているかも。なぜならアロンは固まっても透明、エポキシは黒い着色剤(もしくはローズウッド色になる粉等々)を混ぜてから使うのでポッカリと大きな穴があっても底は見えません。言い換えればアロンを使うと「透明」なので厳密には埋めた痕、透明です。が、今回のように指板面の小さな欠けを埋めるぶんには見た目に全く影響ありません(エボニーやローズなどのように濃い色であればね)。

 

 

いよいよバインディングを剥がします。
 
まずはエンド部から・・・・↑                     剥がれました↑

 

 

次は側面にカッターで切れ込みを入れて・・・・↓          剥がします↓
 

←スクレイパーやマイナスドライバー、なんでも良いが、やりやすい道具で徐々に剥がします。あ、境目には事前にカッターで切れ目をね。

 

 反対側も同じく剥がしていきます・・・・→
比較的新しい楽器の場合、全く剥がれない事が多い。製造されてから5〜10年以上経つと剥がしやすい。

 

←塗装面にカッターで切れ目をいれておいても、このようにかなり「塗装」が持っていかれる・剥がれる事はよくあります。

 

もう一点、剥がす時にこの部分が持っていかれやすいので注意→

 


全て剥がしました。

 

剥がした後は接着剤の残りカスなどをペーパーで綺麗に落とします。場合によってはノミなども使う。

  
何も考えずに削ると「形」が崩れるので慎重に。

 


 

ここ2〜3年、めっきり雑誌を買う事が少なくなった。というのもiPadでいろいろなサイトの記事を読むので、わざわざ雑誌を買って読もうという気があまりおきないのだ。

iPhoneやタブレットは本当に便利ですね

 

 

調べたい時にベッドでもどこでも気軽に使えて

 

サイトの中に小さな文字や画像があるとピンチアウトすれば拡大表示もできる

 

 

いやホント便利、便利・・・・・・・

 

 

そして、先日久しぶりに雑誌を買った・・・・

 

 

読みにくい場所があったので・・・・・無意識にスッと指が・・・・

ハッ!!!!と我に返った。慣れってコワイですね〜
ちなみにまだ老眼は来ない。

 

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