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このページではジョイント部とエンドキャップ部の掘り作業。

いちばん始めネックを外す前に罫書いたのを覚えてますか?少し見にくいのでペーパーで軽くならすと罫書き線がハッキリします↓

  

←参考画像とにらめっこ。さて、どうしたもんかな・・・・

 

しばらく考えて、取り外したネックを元にアクリル板でテンプレートを製作しました。

トリマーで掘るためのガイドとなります。

テンプレートを貼り付ける前に入念に寸法をチェックして、貼る位置もシャーペンで記してあります↑↑

どのようにしてアコギを作業台に「縦」で固定するか。むかしダヴテイル掘り用に製作した治具が役にたちます↓↓

  

 

左右とも完了

ちょっと段差がありますが、そのへんは後でノミで修正

 


 

続いてエンドキャップ部の「掘り」を行うため、まずはその部分へ埋め込むエンドキャップ自体を製作しなければならない・・・
そうしないと正確な寸法が分かりませんから。


白いピックガード素材で、まず大まかに形を成形(といってもa部以外は完璧に成形済み)。b部を貼り付けたらa部を最終寸法まで仕上げる。次にc部を接着。こうする事で0.1mm単位で正確に成形します。左右の幅は(上下に比べたら)若干アバウトでも大丈夫。

←細かい所ですが、このように端は斜めにカットして接着

 

続いて「貝」を接着↓↓
→→

さらに白・黒のパーフリングを接着し、完成した↓エンドキャップを正確に位置合わせして、罫書き線を書き、トリマーで掘る↓

  

 

ピッタリ収まれば合格

 

←ここは要チェック部分です。図にすると以下のような具合・・・

     ↓ ↓ ↓ ↓

この複雑さが分かるでしょうか?把握しやすいように点線を書きましたが、エンドキャップ製作時に0.1mm単位での正確さを求められる理由はココにあります。滅多にやらない作業なので、まず各寸法を計算している時点で頭が痛くなりました。。。

 


 

頭が痛くなったら気分転換!

 

先日、友人達と山中湖へBBQキャンプに行きました。
何十年ぶりだろう、以前に小学生の頃ここで苦い思いをしたと書きましたが、大人になってから来た記憶がない。。。

私も料理好きだが参加メンバー皆、持ち寄るクオリティが高いのなんの・・・

嫁が本格カレー(インド料理屋で出てくる味そのもの)を作り、私はナン生地を。
かと思えばスペアリブを仕込んでくる者、燻製はお決まり。

         

サラダ担当の者は生春巻きの生地、手作りサルサソースで美味しくいただく。

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シャンパンはモエ・シャンドンなるものを持ってきてくれた。有名らしいね、私はお酒に詳しくないが・・・
シャンパンのお味はまさに「萌え〜」ですよ

  

翌朝にいたっては、うどんを生地からこねて、朝うどん。
私もそんなにお酒を飲むほうではないし、メンバーもそれほど飲む人はいないので、どちらかと言えば「食!食!食!」

着いてからず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと食べ続けていた

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お腹も満たされたところでお仕事に戻りましょう。


こちらも指板を剥がす前に罫書いた線。貝・装飾を施す分を計算してその位置を罫書いておきます。
aの部分が途切れているのでここまで隠れるように貝・装飾を施す。本当のD45は「a」部分は露出していますが、このへんは臨機応変。

ガイドを貼りトリマーで掘る・・・・↓↓

→→

 

トリマーで掘っただけでは角が丸い・・・↓            ノミで角を仕上げます↓
→→

 

←イメージはこんな感じです。

 


黒色のバインディングにパーフ、貝、パーフと貼りつけていき完成。

  
はじめに↑↑このエンド部に施すものを作ります。         ↑正確な幅に成形

45度にカットするためペンで記す→

 

↓左右とも45度にカットできたら完了↓

 

さて、両側も同じく作っていきますが、ここで気づいた方もいるかもしれません・・・・・
そう、指板はナット側からエンドにかけて幅が広くなってますよね。という事はこの部分も直角ではない。

  
という事で↑ aの面は45度にカットしてから、微調整してピッタリ合わさるように角度調整します。直角より少しだけ鋭角になるという事ですね。

→→

赤丸部、ここもピッタリになるように、かつ45度の角度でカット。ちょっとくらい短くても(長くても)いいや、はダメです。

←ピッタリ合わさるかどうか確認中・・・・厳密に言えば当然ここも直角ではない。なのであとから施す貝・パーフを微調整する。


すべてを確認して問題なければいざ接着!

塗装を完全に剥がすのでマスキングは必要ないが、念のため。余計な部分にアロンが付着するとあとで苦労するので。

一晩置いて乾燥したらここの出っ張りはカットしておきましょう→


 

続いてジョイント部・・・・・疲れてきたなぁ・・・・

これら一連の作業は神経を使う細かい作業のため、かなりの時間・手間を要します。アコギ製作家の方や、メーカーの工場で、やり方がすでに確立している場合は(テンプレートなどもあり)それほど手間のかかる作業ではないと思いますが、完成されたものを一度分解し、それに合うように計測しつつ作業を行うので、言ってみれば一つ一つの作業がワンオフもの。
あっという間に一日が過ぎます・・・・

 

←気を取り直して、こんな感じのイメージです。

  
さて、ここで取り出したる物はコレ↑ 先ほどもチラッと出てきましたが、貝を埋めるスペースを作るため、まずコイツを仮に接着していきます。素材は・・・・なんだっけ?(笑) アロンにくっつかないやつです。
これのどれかだな↓ ステュMacで売られてます。
発砲スチロールでない事は確かだ。。。

 

そうそう、最初に用意したのは↓↓大和マークさんの「貝接着時使用のポリカ 1.5mm」というやつ。ステュMac製のものが少なくなってきたので試しに使ってみようと。。。
←でもね、コレ使ってみたらアロンにはダメでした。接着してみたら全く剥がれない。たぶん「セルボン キャブ ZZ-53」という3ページ目で紹介した接着剤ならくっつかないのかなぁ・・・・あ、試すの忘れて破棄しちゃった

 

→→

少し幅広のバインディング素材を用意してネックジョイントの「曲がり」に合うようカットします。↑こんな感じで接着

 

↓ステュMac製の「Strip」とともにアロンで接着(今後ひとまずこのパーツはStrip/ストリップと表記しておきます)

  

↑↑先端はこのように斜めにカット

ジョイント部完了・・・・

ではない!

一晩置いて完全に乾いたら、れいのストリップを外していきます↓↓

抜き取ったら、そこにできた溝へ「貝」を埋めていく・・・・

→→

貝の幅は1.5mmです。直線のものと、各種アール(曲線)がついたものとありますが、この部分はすべて直線で大丈夫だったかな??たしかいちばん緩いアールの貝でも合わなかったので直線を使った記憶が・・・適宜、長さをカットして埋め込みます。


乾燥したら矢印の部分も綺麗にカットして出来上がり。この程度ならよく切れるノミであれば貝を切る事ができます。

ふぅ〜疲れますね〜、でも楽しいです。こういう作業って大好き!

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