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ご無沙汰しています。7月のコリングス以来、久々のリペア記事アップです。

この間なにをしていたかというと・・・・・そう、ネットショップ開店・準備にむけて忙しい日々でした。世の中に数あるWEBショップ運営サイトの中でうちは"おちゃのこネット"をチョイス。始めは操作が分からず、夜中までPCとにらめっこ。。。
ある程度わかってくると「なんて便利なんだ!」と感動しますね。サイトの完成が近づいてくると同時に、代引きの契約だ、商品梱包の袋だ、もう頭の中がパンクしそうな数ヶ月でした。

それにしても美しい・・・・

http://zin-stabilized.ocnk.net/

インレイに限らず、小物やアクセサリーなどを趣味で作る人とか、普通の木材・部材として様々な用途に使えます。特徴は削っても色が剥げないこと。中まで色を浸透させてますからね。という事は、完成後に塗装などで保護しなくてもよい、木材そのままの手触りで使用できるという事です。

 


 

さて、気づけばもう今年もあと1ヶ月半! 今回ご紹介するのはアコギのブレイシング剥がれ修理。といっても1ページで終わる、約2分の動画をアップしただけ・・・・。

使用する道具は↓こんな方達


左から、タイトボンド、濡れタオル、お皿、画材用パレットナイフ、鏡、つっぱり棒(クランプ)、磁石

 

アコギのブレイシング剥がれはヒッジョ〜〜に多い修理ですが、お客様に「あ、ココとココが剥がれてますね」なんてサラッと言うと「ええ!!ほんとですか!?」と大抵ビックリされる。一般ユーザーからしてみると「ブレイシングが剥がれてる」なんてのは相当な重傷と思われるらしい・・・・

←こんなふうに剥がれを確認できます。

 

動画だけすぐ観たい方はこのページの最後のほうへ・・・
方法はパレットナイフで接着剤を隙間に押し込み、つっぱり棒(クランプ)をセットして、最後にボディを挟み込むように木製クランプで圧着する。ここでは一番作業しやすいサウンドホール直下のブレイシングを紹介しているが、いちばん奥のブレイシング剥がれなどは慣れないと結構手間がかかる。

基本はすべてタイトボンドです→
オールドであきらかにニカワが使われているような物はニカワで接着する事も。

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←パレットナイフで接着剤を剥がれている隙間へ何度も挿しこみ、反対側からはみ出してくるまでしっかりと充填します。反対側から出ているかどうかは手鏡でチェック。

 

←*追記
因みに接着剤を隙間に流し込むこんな治具もステュMacから販売されてます。が、私は持ってない、使っていない。
画像を観るかぎり先端部がかなり厚みがありそうで、ブレイス剥がれの場合、非常に薄いパレットナイフがかなりキツキツ・ギリギリで挿しこめるような状況も少なくないからだ。
それに長年パレットナイフを使ってきて慣れているし、とくに困った状況になった事もない。この治具はあればあったで状況により使えるとは思うので、これからリペアの道を目指す若者は試しに購入してもいいかもしれない。

 

動画の中でも説明しますが↓↓このように磁石を使うと便利です。奥のブレイシングの時には手探り&片手でクランプをセットするので磁石によって上から吊り下げると作業が非常に楽になります。クランプ側にも小さな磁石を埋め込んであります。

 


 

余談ですが、もうずいぶん昔(15〜16年前かな)、ステュMacでお馴染みのDan Erlewineさんこの人。にメールをしてみた事がある。この磁石を使うアイデアを。そしたら返信が・・・「そのとおり、私もマグネットを使ってるよ!」ときたもんだ。その時は「へぇ〜、やっぱり考える事は同じなのか〜」とさして気にもしていなかったが、その数ヶ月〜半年後、ステュMacのカタログだかWEBサイトだかに、この方法が満載・紹介されていたのを記憶している。(おいおい、もしかして・・・・w)

 

ステュMacのカタログには昔からこのブレイス接着用の治具があるが、何度かスタイルが変わっているので紹介してみよう。

初代(少なくとも私が購入した18〜20年ほど前)はコレ→今でも現役。
黒いパッドの部分は真四角だったが、左右を切り落として長方形にし小さくした。さらに滑り止めとしてコルクを付けてある。勿論直径3mmくらいの小さな磁石も埋め込み済み。

 

→→
その次がたぶんコレ↑↑↑こんな感じのものに変わっていた。 ちょうど本数が足りなく買い足した時だったが、今まで使っていた初代はマーチンのOOO(トリプルオー)のようなボディ厚が薄めのものには少し長すぎた。そこで自分で溶接・改造してこのように短くして使っている。

←まあ、その間はこんなようなもので使っていた。これはこれで使えるのだが。。。

 

数年前かな??こんなような物が出ていたので試しに購入。
使ってみた感想・・・・まずパッド部がでかすぎてそのままでは使えない箇所が多い。右側のやつのように改造してしまった。そしてこれはすべてのモデルに言える事だが、コルクを付けないと滑ってしまう。

そして現在の最新モデルがコレ。とりあえず現状で足りているので購入する予定は今のところ無い・・・

 


 

さて、話しを戻して、クランプをセットする場所が決まったら、あとで木製クランプで挟み込む位置が分かるようにマスキングテープで印をしておく。

 

最後にこのように↓↓木製クランプで締め付けたら終了。

剥がれている範囲によって、つっぱり棒&木製クランプをかける本数も増える。

おまたせしました。それでは一連の作業動画をどうぞ。

おしまい!


 

ネタもたまっているのでご紹介・・・

そういえば先日またGibson J45AJ(オールド)で「あちゃ〜」という状態のものを見てしまいました。

  

以前にも同じ状態のやつを紹介しましたが、これで2度目。このギターはあきらかにブリッジ交換されていますが、その時の作業でこうなったものではなく、製造時に行われた所業ですね・・・・

  

ブレイシングに被ってしまうからって、どうしてこんな事するのかな〜。
まあ、滅多にお目にかかりませんし、ごくごく少数だとは思いますが、これがGibson、それでもGibson、そしてこのアバウトさがアッメ〜リカンって感じ?w(当時のね)

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