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2015.12.05. ----1ページ目----- PAGE 1
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こんにちわ。寒くなってきましたね。ここ数日は冬型気圧配置で日本海側・北日本は大雪・大荒れ模様ですが、関東は冬晴れの良い天気。
先日、友人一同と「金沢文庫駅〜六国峠〜金沢自然公園〜鎌倉駅」と紅葉を目的にハイキングしてきたんですが、ちょ〜っと早かった(^^;)まだほんの一部だけしか色付いてなかったです。あと1〜2週間ずれていたらバッチリだったんですが。
今日のお題はリフィニッシュ・・・・ではなく「弦アース」にビックリ!です。
物はCARVIN(カーヴィン)。CARVINと言えばまず思いつくのがアンプですよね。ギターも作ってたんだ・・・・と恥ずかしながら今知った。ネットで調べてみるとお値段もそこそこする(20〜25万くらい?)
お預かりしたこのギター、作りは確かに良いんですよ。丁寧に作られている感がありました。すでに弦は外し、ブリッジも取り外している状態ですがご了承を。
←
銅箔テープ
でしっかりノイズ処理もしてありますね。
中は半ホローボディとなっていて、空洞があいています。
さて、オーナーさんはなぜこれを持ち込んできたかと言うとリフィニッシュ目的。お店で写真だけ見てこのギターの注文・購入を決めたそうです。その時の「画像の色合い」はもっとアンバーっぽくべつに嫌いではない色だったので購入を決めたそうですが、実際にきた物は「なにこれ?アンバーというよりブラウンじゃん・・・」と。
←それからこのロゴ、よく見ると塗装完成後に水貼りデカールのような感じのものを貼っているような仕上がり。爪でちょっとカリッとやったら簡単に剥げてしまうような感じでした。ここも気にくわない・・・と。
じゃあリフィニッシュしてしまえ
↓
という事で、丸裸↑
↓
こんな大胆な赤色に変身!
(↑まだ木地着色した段階だが)
塗装して終了〜〜
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じゃなく、塗装完成後の組込作業で驚きの発見がありました。
さて、ここからが本題です。
塗装も綺麗に出来上がったし、最後の組込作業だ〜、なんてウキウキしながら組み立てに入ったのですが、さあ!いよいよ弦張りかな、という段階で念のため弦アースの導通チェックをしてみた。
←ここにブリッジがドンッと載っかる。
裸線である弦アース線がブリッジ底面と密着・接する事によって、アース(マイナス)がブリッジ→弦→へと導通が確保される。ので、プレイヤーが弾く時に弦に触れると、人間の身体もアース(マイナス)と繋がる事になり、人の身体はノイズを集めるアンテナのような役目もあるので、結果として身体が拾ったノイズがアース/マイナスへと流れていく事で、ノイズが消えます。
肝心の画像が無いのだが、ブリッジ底面はちゃんと「導通」が取れるように黒メッキが(たしか全面)剥がされていた。にもかかわらず・・・
>>>導通が無い!!<<<
当然ながらブリッジに弦を張ってみてもチェックしてみたがダメ・・・
完成間近なのに〜、とブツブツ文句を言いながら原因はどこにあるのかチェック。まあよくある事なのですぐに当たりはつきましたが、原因は
「黒のメッキ」
。
「黒メッキ 導通」でネット検索するとすぐ出てきますが、黒のメッキは導通が
ある
ものと
無い
ものがあります。詳しい科学的な事は知らないのであくまで経験上で話しをするが、フロイドローズやゴトーペグの黒メッキなどわりとテカテカ・ピカピカしているものは導通がある事が多い気がする。
いっぽうこのギターのブリッジのようにツヤ消しタイプで見た目的にも厚そうなものは導通が無い事が多かった気がする・・・。
けっこういい値段もするこのギター、当然ながら製造段階でのこんな見落としがあるとは考えもせず。さあて、どうするかな〜と考えたあげく、以下のような方法をとる事にしました。
メッキを剥がしてからいったん確認です↓
このようにメッキを剥がす事で導通は確保できるが、すこしだけ「メッキ剥げ」部分が見えてしまう・・・・が、他に良い方法もなかったので承知のうえでこのような処置をしました。
←そしてもう一つやっかいだったのが、個々のサドル。まさかここも!?と思いながらチェックしてみるとそのまさか。
弦高調整用のイモネジとサドル、それぞれ同じように黒メッキされているのでここも導通無し!ただし物によっては導通があったり無かったりと不安定だった。これはなぜかと言うと下図のようなイメージ・・・・↓↓
「ネジ山」の擦れる部分なのでメッキが剥がれていたり、なかったり、テスターを繋げたままイモネジを回してチェックすると
針が振れたり振れなかったり・・・・・・
まあ、そんなこんなだから、↓こうして1本ずつ外してワイヤーブラシでメッキを剥がしたり、サドル側はしょうがないのでサンドペーパーをほそ〜くしてネジネジしながら押し込んだりして、ようやく導通を確保できました↓↓
弦が乗る部分はローラーになっていましたが、この部分とはどういうわけか運良く?しっかり導通があったので助かった。
こうしてようやく弦アースを確保できたのでした。勿論↑↑ちゃんと弦を張ってから1本ずつ導通チェックも忘れずに。
余談ですが、このタイプのブリッジはオクターブや弦高等をセッティングしたあと、側面方向からイモネジで6個のサドルすべてをギュッと固定させるようになっている(下図)。今回の処置ではイモネジの先端部分がブリッジプレートに密着している事が重要なので(ここが導通の要)、念には念をおして固定したあとに"極々わずか"弦高調整イモネジをキュッとしめておきました。
*図はかなり誇張して描いてます。実際はこんなにズレる事はない。
元の塗装はサテンフィニッシュ(ツヤ消し)でしたけど、オーナー様のご要望でツヤ有りに。
完成間近でちょっと予定外の手間がかかってしまいましたが、20〜25万円ほどするこうしたギターでもこのような製造段階での「見落とし・不良」というものがあるもんです。
「え!?自分のギターは大丈夫かな〜」なんて思われた方はテスターさえあれば簡単にチェックできます。もしくは楽器をアンプに繋ぎ、ディストーションなど歪み系のエフェクトをかけて(そのほうがより分かりやすいので)、弦を手で触った時(ノイズ減)、触っていない時(ノイズ大)、で「ジー」「ジリジリ」というノイズ音に変化があれば正常。
あ、でも、手で触れた時に「ノイズ大」になった時は弦アースが外れている可能性大。因みに手が汗ばんでいるほうがよりハッキリ分かります。冬のカサカサ肌状態だと手で弦を触れても変化がない時とかたまにありますので・・・・
さあ、いよいよ秒読みですね!
前売りは購入できなかったので、平日の朝などを狙って年内には観にいきたいですな。
しかしどのトレーラーやポスター観ても
マーク・ハミル
が見当たらないんだよ・・・・
って事はだよ、もしかしてもしかすると・・・・う〜〜ん、でもな〜
↑カイロ・レンさん、君の被っているそのお面、ペリッと剥がしたいんだけど、だめかな?
ドキドキ
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