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2016年 元旦 あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願い申し上げます

新年あけましておめでとうございます。これを書いているのは12月初旬、こうして修理記事を書いていると2015年は何があったっけ、と思いを振り返りながら書いています。

相変わらず山はいっぱい行きましたね〜、どれどれ、並べてみようかな・・・・
「塔ノ岳〜鍋割山」「那須岳」「大菩薩嶺」「伊吹山」「奥穂高〜北穂高」「権現岳〜編笠山」「川苔山」「谷川岳」「金峰山」

   

なかでも強烈だったのが8月初旬に行った奥穂高→涸沢岳→北穂高の縦走でした。当初の目的は奥穂だけだったんですが、順調に攻略し時間も余っていたので穂高岳山荘で休憩中「どうよ?ちょっと行ってみる?」なんてノリで北穂へ。登山する方はご存じのとおり、両サイド断崖絶壁のような非常に難易度が高い有名な縦走路。
*軽いノリで、なんていうのは冗談ですよ。

風も穏やかで天気も良くて最高だったんですが、なんせ"お山の尖った先っちょ"を行くコース。日陰など全くないので、あやうく熱中症になるところでした・・・・
嫁いわく「なんか変な汗が出てくるよね。妙なテンションで面白かったわ」だと、やるな嫁・・・・。岩登り・下り、クサリ場の連続で非常に楽しいコースでしたね〜。ただ、一つ手を滑らせれば確実に人生終わりますが。

*まずないとは思いますが念のため・・・・これを見て登山初心者が「あ、楽しそうだから行ってみようかな」なんて気持ちで行こうとは思わないでください。死にます。毎年かならず滑落&死亡事故がおきている所です・・・・

 

そうそう、山登りする人なら「地図」を必ず携帯するのは当たり前の事ですが
紙地図の他に、私が常日頃 愛用しているのはこのアプリ・・・


山と高原地図

地図データ自体は別売りなんですが、一つのエリアで500円。あそこも行きたい、ここも行きたい・・・・
なんていろいろと登山計画をたてていると、全てのエリアを「大人買い」したくなります。

 


 

さあ、新年一発目はマーチンD28のネックリセットです。

私が常々お客さんへ説明しているのは「ネックリセットは最後の手段として考えてください」という事。アコギの場合、年を重ねるごとに経年変化によってトップ板や全体の変形などにより、弦高が上がってくる事が多いです。
私のスタンスとしては、ブリッジサドルを削っても追いつかないほど弦高が上がってしまったら、ブリッジ厚を薄くして(削り)対処すれば、ある程度までは希望の弦高まで下げられますよ、といった方法をとっています。(ジョイント部付近での演奏性、諸々の細かいデメリット等はとても説明しきれないので省きます)

ブリッジ厚はすでに薄くしてあるが、まだまだ弦高が高い!これ以上はどうにもならん、という状況にまでなったギターはいよいよ最終手段であるネックリセットという事になります。

上記の「ブリッジ厚削り」はリペアマンによっては「そんな事けしからん!」って考える人もいるようです。単純に考えて「ブリッジ厚を薄くする=ブリッジの質量が減る」という事なので多かれ少なかれ厳密にはサウンドにも影響します。ただ経験上はごくわずかな変化です。悪い言い方をすれば「少し軽めのサウンドになったかな?」程度。

ギターによって様々ですが、ブリッジ最厚部で約5.0mmを下回る「薄さ」にまでなるとペラペラなサウンドになりやすい・・・

 

さっそくですが、すでに15Fは抜いてます。スチーム用の穴も開けてある。ラバーヒーターで熱を加えながら、指板接着されている部分を徐々に剥がしていきます。

 

指板接着が剥がれたらお次はマスキングというかスチーム除け対策

 

  
↑蒸気によってダヴテイルジョイントの接着剤を軟化させ外すので、隙間から噴出するスチームで塗装面を傷めないよう(私の場合)このようにアルミ箔テープを貼り、画像のように反らせる事で蒸気が直接当たらないように工夫してます。

 

全ての準備が整ったらいよいよ作業開始

↑上の治具はステュMacで売られています。自作も簡単にできそうですね。

 

スチームはエスプレッソマシンを使います。

かれこれ10年以上前の記事にはこの後「必ずエスプレッソを煎れて飲みましょう」なんて書いていたけど
今はもうそこまでコーヒーにこだわりはない。もっぱらブルックスで済ませている。

 

←↓→作業中にフォト・・・・忙しい

  

 

では動画でネックが外れるところをご覧ください

 

 

はい、無事ジョイントが外れました。

 

またか、というかもう見慣れてしまった感があるこの状態↓↓・・・・・そうです、紙切れが挟まってました。

  
なんで?こんな事するの??
そうですよね、不思議ですよね。今までのネックリセット記事でも書いたとおり、ジョイント部の接合においてピッタリ隙間なく合わせるため本来であれば薄い木材を用意して挟むところ、こうした「紙切れ」を挟んで処置しているのです。製造段階でね。

 

いまふと思ったんだが、そういえば紙って木材から取り出した「繊維」で出来ていますね。だから「紙切れでいいんじゃね?」ってノリで使ったのかな・・・・ちょっと図におこして考察してみた。

上図はかなり誇張して書いているがおそらくこんな感じだろう。少し厚手の紙切れをイメージしてほしい。紙の"内部"まで完全に接着剤が浸透していれば問題なさそうだが、多くは図のように紙の表面までしか接着剤は浸透していない。するとどうだろう?紙切れを手でビリビリっと破った経験は誰にでもあると思うが、簡単にちぎれてしまう。
木を使えば、0.5mm前後のかなり薄い木材であってもさすがに紙のようにビリビリと破く事はできない(繊維方向に割る・裂く事は簡単だが)。やはり紙切れを使う事はよくありませんね。

 

紙は木材の繊維で出来ているから・・・・・・・・
なんて事を書きましたが、おそらくMartin社でこのギターを製造していた方達(の一部)は「よ〜、隙間ができちゃったんだけどどうする?」「そのへんの紙切れ挟んでおきゃいいよ、接着剤で固まれば大丈夫っしょ」ってな感じであまり深くは考えなかったんでしょうね〜。

 

因みに今回のD28はシリアルから確認すると2002年製です→

2002年といったら13〜14年前!わりと近年ですよ。オールドの部類ではないですよね。いまだにこういう「紙切れ挿入接着」を行っているのかは不明ですが、このような方法で接着されたジョイントは、ジョイント部でズレがおきたりしている事が多い・・・

以前も書いたが、こういう仕事をしていると「憧れのマーチン!!ギブソン!!」とかいう夢なんぞとうの昔に崩れ去ります。

ま、ま、そうは言っても天下のMartinですからね。本当に素晴らしいサウンドをだしてくれる逸品もあればそうでない物も、まあ、こういう物も中にはあるよ、という事で良しとしておきましょう。

 

次のページでは再ジョイントにむけて接着面をキレイにしていきます。

 

でもその前に・・・・

 


 

祝!2015年12月18日
STAR WARS
THE FORCE AWAKENS (Ep VII)

 

 

 

 

*ネタバレは一切していません。映画をまだ観ていない方も安心してお読み下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つ、ついに来ましたよ、この日が!

嫁さんと二人で1ヶ月ほど前から、夜な夜な今までの全エピソードを観てお勉強・・・やっぱりEp4→5→6→1→2→3が基本ですね。

映画館に到着し、高鳴る気持ちを抑えつつ、SWキャラクターグッズがいっぱいの売店で気持ちを引き締める。


そう、身も心も起立して

 

内容はどうだったかって?そりゃもう最高!の一言。

おそらく ことスターウォーズに関してはまともな評価などできない。たとえこれが"映画的"に駄作と評価されても、そんな事はどうでもいい。旧3部作であるEp4の公開当時(6才位かな?)祖母と一緒に映画館で観た記憶がある。たぶん祖母も分かってなかったんだと思うが、SFというだけで子供も楽しめる映画だと思ったのだろう・・・・当然その時はチンプンカンプンで物語の内容など一切記憶に無い。

 

そして時は経ち、中学生くらいから「映画」というものに興味を持つようになり、高校生で再びスターウォーズに出合い、どういう映画なんだろう??と、初めてEp4~6をまともに観て、見事はまる。

   

20代半ばの時には旧3部作の特別編が発表され、追加された新シーンに感動し、その2年後にはEp1「ファントム・メナス」が公開。

Ep2の公開時には刺激され、インレイで「WATTO」なんかも作ってみたり・・・・

 

そんな なが〜〜い なが〜〜い「想い」がスターウォーズには詰まっている。たぶん4〜50代のおっさんファン世代はそうだろう。
SWはこうした「時」を経てきた人達にとっては単なる"映画"じゃない・・・・
遠い昔、遙か彼方の銀河系であった、本当の"出来事"

 

 

「息もつかせぬジェットコースター」のような展開。R2-D2に代わるドロイド「BB-8」のしぐさ・動作がまた可愛らしい。ミレニアムファルコン、朽ち果てたスターデストロイヤーなどが出てきて「ああ、あれから30年後の世界か〜・・・・」としばしため息。懐かしい顔ぶれもいっぱいで、ハン・ソロやレイアが登場するとおもわず小さく「うおぉ・・」と感動&鳥肌。

Ep7を観て思ったのは、細部までCGでよく描かれてます。タイファイターとかミレニアムファルコン号もそうだが、今までの6部作を観てきてこれほど間近に船体のディティールを見た記憶がない。なにかそのへんを新しく感じた。
それから今回の主人公であるフィン(ジョン・ボイエガ)とレイ(デイジー・リドリー)、二人の無名役者。素晴らしい演技してます。少し残念だったのは「・・・・・」役の人。ともあれこれから続くEp8&Ep9、どういう展開になっていくのか気になります。

エンドロール後、タイトルどおり「覚醒」です。「新たな伝説・物語の始まり」なんだな、としばし感銘を受ける・・・
感動で涙が出ましたよ、ほんと。

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まだ観てない人はぜひ映画館へ!DVD&ブルーレイでいいや、なんて思わず大画面&爆音で観てください!

 

 


ロードショー中は私もフォースを使って修理をしています。
まだまだパダワンの身なので、時々「あっ!」なんて事がありますがご了承くださいねw

 

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