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今回は、状態チェックのみで最終的に修理は行わなかったですが、衝撃的な状態だったものをご紹介します。
GibsonのJ45AJです。
内部のブレイシングを見てみると毎度おなじみの剥がれが数ヶ所。
ブリッジはこのようにバックリと割れてます。
そして、極めつけはコレ!↓↓↓
なんでこんな事をしてしまったんでしょう・・・・・アジャスタブルブリッジサドルのアンカー(位置)は楽器の製作段階で決まります。イロイロと考えましたがどう見てもGibson工場での製作段階における所行としか思えず。
仮に多少なりともGibsonを援護するなら完成時はここまでひどくなく「脇を削った」くらいだったのかな??その後、誰かの手によってここまで削り取ってしまった、とか。いやいや~、でも位置的にチョイと削ったくらいでどうにか収まる「位置」ではありません。
やはりこれはダメダメですね!Gibsonか・・・・・マーチンもダブテイルジョイント部に紙挟まってたし・・・・はぁ~。
さてJ45AJの衝撃的な内容をご紹介しましたが、こちらの映画も衝撃的でした。
「インモータルズ-神々の戦い-」
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300スリーハンドレッドの製作スタッフとの事で映像を期待して観ましたが、この世界観・雰囲気 好きです!ただしグロいことグロいこと。首はポンポンちょんぎれる、まるでトマトをミキサーにかけるごとくグシャ!っと潰されるし、胴体は真っ二つに。当然CGなんでしょうが、その潰れる様をスローモーションで綺麗?に魅せてくれます。悪役のミッキーロークがある人物(男性)の急所を「・・・・・」する場面など男性ならグエッときます。
とまあグロを強調しましたがあくまで映像を堪能するにはぜひお勧めの1本。恋人や奥さんと一緒に観るのはやめておきましょうね、この手の映像に耐性がない人はきっと吐き気をもよおすでしょう。お話し自体はどこにでもありそうな戦士もの。
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次は楽器ではないですけど、興味深いかな?と思いご紹介。
L.R.BaggsのiBeam Activeを分解してみました。どんな構造なのか?
このiBeamが発売された時、当時はかなり話題になり売れたのを覚えてます。特徴はピエゾだがアコースティックの空気感を加味したサウンドが人気を呼んだのだと思います。
で、その空気感がある音はどうやって拾ってるの?って事ですが、皆さんもこの中身がどうなってるのか知りたいとは思いませんか?中は空洞なのだろうか?
という事で分解しちゃいました!
上下の向きが分かりやすいよう、「粘着面」はブリッジプレート部分に貼り付ける面。まず下側を破壊して開けてみるとスポンジが現れました。
さらに分解していくと下のように
一般的なボディトップ裏などに貼り付けるタイプのピエゾP.Uは下記図です。
iBeamの場合はこの「柱」がキモなんでしょう。この柱をワンクッション置くことであのiBeam特有なサウンドになるのでしょうね。
分解してみればすごく単純な構造。でもこの「柱」となる部分の形状、素材のさじ加減一つですごく変わってくるのでしょうね。
無惨な姿に・・・・・・ああもったいない。プリアンプ部は他のピエゾと組み合わせてしっかり使いましたよ。
最後に余談ですが下の画像をご覧ください。
よくお取引先・お店様などから「このギターにiBeamを取り付けて下さい」という依頼がきますが、上の画像のとおりこのスペースに余裕が無いとiBeamは取付不可能なんですね。特に要チェックなのがOOO(トリプルオー)タイプ。ドレッドノートなどのサイズだと十分余裕がある事が多いのですが、トリプルオーサイズはほぼ不可。フォワードシフテッドXブレイシング(Xブレイシングの交叉点がサウンドホール寄りになっている)の場合はいけたかも。という感じです。
何度となく「このギターにはiBeamは取付不可です」と言った事か。。。。。
ですので取付可否の判断は実物大のモックアップ?を当てがい判断します。右側は同じくL.R.BaggsのANTHEM SLの実物大。ボールエンド部がギリギリ付くか付かないかという際どいケースも多々あり、これからP.U取付を考えている方は注意してください。ギターをお持ちいただければものの数分で判断できますので。
ちなみにiBeam、ANTHEM、両者とも「必ず」ブリッジサドルの真下位置に貼り付けます。以前に一度、スペース的に取付不可で「でもどうしても付けたい」という事があったので試しにエンドピンの下側(画像右側 Aの位置)に取り付けてみた事がありましたが、結果は全くダメ!出てきたサウンドは「ボワ~~ン、ボワ~~ン」という音。
比較的スペースに余裕があった場合に少し位置をずらしてみた事もありますが、結局ブリッジサドル真下から離れれば離れるほど音の輪郭が無くなりボヤけた音になります。
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