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前のページではクランプかけをした所でした。一晩ねかしたらクランプを外し、あとは塗面 のところまでひたすら削っていくだけです。右のように大まかな出っぱりは糸鋸などで切ってしまいます。その後はカンナ・ノミ・ナイフなどを使い分けて少しずつ削ります。
スクレイパーも使ったりします・・・
これがひととおりでっぱりを削り終えた写真です。
この段階を図解すると下図のような状態です。このまま塗装するわけにはいかないので、図のように周囲の塗膜も一緒に削っていきます。
ここからはかなり慎重にけずらないと、簡単に木部まで削り込んでしまう可能性が高いので注意が必要です。
塗膜を落としていくのにスクレイパーはかかせません。一番よく使う道具のひとつですね。写 真だと慎重さが伝わりにくいですが、かなり「ゆっくり」と、ひとかきするのに考えながら作業してます。色の濃い部分が塗装が残っている部分で、白っぽい部分はすでに生地部分が露出しているところです。
上の段階まできたら今度は少し荒めのペーパーで主にメイプル部の表面 を整えるような感じで削ります(もちろんパッドを使います。けして手でペーパーかけはしないように)。マホガニー材はメイプル材より柔らかい材なので、なにも考えずにペーパーかけしていると周囲のマホガニーの部分だけどんどん凹んでいき、いくらかけても平坦にはなりません。ですので意識的にメイプル部分にパッドが当たるように削ります。最終的に手で触って(撫でる)みて境目が段差などなくスムーズになれば完成です。
下の写真が完成写真です。ペーパーは#320までかけてあります。(ちなみに部分的に塗装(色)が残っていますが、オーナーさんが使用時につけて出来たへこみキズです。)
右の写真でひび割れ部が分かるでしょうか?今回のように木材の欠損部分がほとんどなく隙間にホコリ等が入りこんでいないと、クランプできっちりと圧着してやればどこが境目だか確認するのが難しいほどキレイに出来上がります。木材の欠損部分があると、そこを補修したりとさらに手間と時間がかかります。
あとは塗装です。「(株)三泰」さんへ送り、依頼します。
シューー、シュー、シャー、シュシュシューー・・・・・お色直しから帰ってきたら5ページ目を作製します・・・
*この記事を満載した当時は当方に塗装設備がなかったため外注でした。
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