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まるで寄生虫かのように無骨にへばりついている補強材ですが、これを小刀などを使い元どおりの形にしていきます。削り取る前に写 しておいた写真をみながら、同じ厚み、同じ曲面に仕上げていきます。

下はほぼ整形できたところです。

 

ヘッド表面もペーパーがけして接着剤のカスなどを削り平坦にします。黒色が剥げていますね。裏面 も同様にペーパーがけ、#600までかけてスベスベ肌にしてやります。


ハイ!綺麗になりました。

場合によりさらに左右部分などを同様に削り・当て木接着補強し、強度を稼ぎます。

 


 

続いて塗装です。サクサクッと完成させましょう。

上の写真はヤニ止め「サンディングシーラー」を筆塗りし乾燥させているところです。どんな時でもスプレーガンで「シュー」とやるとは限りません。リペアマンにより様々ですが、私の場合とくに部分塗装でシーリング・ヤニ止め段階では木地が出てる所だけを筆塗りする事が多いです。もちろんその後のサンディングシーラーからは全てスプレーです・・・。(あっ、と忘れずにマホの時は導管埋めもします)

 

以下はすでに完成した写真ですが、チョコっと説明しておくと・・・。ヘッド表面 はダイアモンドインレイ部とバインディングをマスキングして黒のつぶしを塗りました(ヘッド上面 3分の2は手つかずです)。 バインディングにできた隙間、黒部分は手書きで書いてあります。他、バインディングの黄ばみなどをうまく再現して(塗装の焼けによる黄ばみなので塗装を剥がすと元どおり白くなってしまう。上の写 真が分かりやすいでしょう)

オールドという事もあり塗装のクラッキングやヨゴレがかなりあります。修理した箇所だけ新品のようにテカテカでは気持ち悪いので、ネック全体を少しだけバフで綺麗にして、逆に修理箇所はピカピカにせず若干のくすみを残し、両者を調和させました。

無事退院です。う~んページ内容が薄かった。じゃあ!ついでと言ってはなんですがもう一つのケースもカンタンに御紹介!隠しページ?に進みます。

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