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ヒビ割れの接着が完了したらお次は無塗装部分(ピックガードが貼ってあった部分)を綺麗にならします。

  

細かいところも綺麗にするので当て木は工夫して、ペーパーの番手は(私の場合)240〜360番です。この作業の目的は木地に付着した汚れを落とすとともに、これから塗装をするにあたっての木地調整を行う目的です。

 


木地調整を終えたら、ペーパーの削りカスを吹き飛ばし、アルコールで木地面を拭き取ります。マーチンはラッカー塗装なのでアルコールが付着すると塗装が浸されます。あまりジャブジャブと使わないよう気をつけましょう。(ポリ塗装ならアルコール&アセトンにも浸されないのでガンガン使っても構わないのだけど・・・)

 

 

最後に周囲の塗装面も水研ぎします。境目の段差も無くします。

 


↑下準備がすべて整いました。

 

あくまで私の場合ですが、2段階のマスキングをします。

←はじめに元の塗装面が少しだけ露出するようにマスキング。

 

このようになります→

 

←次は周囲・全体をマスキング、新聞紙等つかってね

 

最後に細目のマスキングテープで先ほどの露出部分を隠すように→

 

←こんな感じです。

 


これで塗装作業に入ります。

 


 

塗装する前に・・・・

先日観た映画「Pawn Shop Chronicles(邦題:スティーラーズ)」

  

なぜに邦題はスティーラーズなんだろう・・・? いいかげん配給会社が原題とちがうタイトルをつける風習?を無くしてもらいたいもんだ。

いいですね!コレ。パルプフィクション的なノリです!

 

これまた出演している俳優陣もよく見ずに、なんの予備知識もなしで見始めた・・・・↑↑途中から出てくるこのもっさいオッサン。グラサンかけてるから最初誰か分からなかったがブレンダン・フレイザーじゃないかw

 

 

        

そして惜しくもついこの前事故で亡くなってしまったポール・ウォーカーに。え!?イライジャ・ウッドが悪役で。

お二方とも「正義の味方」イメージが強いから迫真の演技にもかかわらず「やっぱ良い者じゃね?」とどこかで思ってしまう。

 


 

塗装工程に入ろう・・・・

 

なぜ2段階のマスキングにしたか、説明するには図面のほうが分かりやすいでしょう。


最初にシーラーを塗りますが図では省略。サンディングシーラー(下層)を塗り重ねていきます。

 

 


元の塗装厚みも考慮し、今までの経験と勘で「このくらいかな」というところでサンディングシーラー吹き終了。マスキングBを剥がします。この段階で2/3ほど塗料が乗る事になります。

 

 


次にトップコート(上層/クリアラッカー)を塗っていきます。

 

 


トップコートを塗り終わり、約2週間ほど乾燥。充分乾燥したらマスキングテープを剥がします。

 

 


最後は水研ぎで周囲と平になるまで研磨していき、バフィングでツヤだしをしたら完成。

 


 

マスキングを剥がすと下記のようにトップコートがはみ出ているのが分かります。

  

 

←前述の図解ではふれませんでしたがいきなり水研ぎで平らにしていくのではなくカッターの刃やカミソリの刃である程度掻いて落とします。

 

←周囲と平坦になるように全体を水研ぎして仕上げていきます。

 

 


↑バフィング・ツヤだしをしたら完成!

これでひとまずボディの処理は完成です。こうした部分塗装を行うと周囲はツルツル・テカテカ、ピカピカになります。光に照らした時にその他の部分との違いが分かってしまいます。この差、違いを極力少なくするためにトップ面全体を軽く水研ぎしてバフィングする事もあります。

お次はピックガードの製作工程

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