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寒い日が続いてますが皆さんお変わりありませんか?
寒い寒いとは言ってもスノーシーズン真っ盛り!今年は函館へスノーカイトしに行ってきました。
フィールドは凍った湖の上。どこまでも続く平らな雪面。
「ニセコ町の風の強さは?」でおなじみのGoogle CMのおかげか、今シーズンはすごい人気ですよ。毎週末、スクールの予約はすでにいっぱいいっぱいらしい。
動画のリンクはっておきましたが、スッコ〜〜ンと綺麗に飛んでますね〜。コレ上級者ね。。。。
カイト始めて早5年。初めはひどいものだった。自分のイメージでは講習受けて1〜2日でこのぐらい飛ぶ事ができるだろ、なんて甘く考えてました。
初日でたしかに「スッコ〜〜ンと飛びましたよ」、ええ、もう、そりゃ痛いほどね。カイト操作に慣れないから雪面を引きずられまくり、何度も何度も・・・・・ウェアの中は雪まみれ。西部劇とかで馬に引きずり回される状態と同じ・・・・
でもね、カイトを操り自由に移動できるようになるとこれが快感なんです。リフト代もいらない。滑り"登る"こともできる。
そろそろゲレンデスキーに飽きてきたあなたへ、さらなるアドレナリンを求めるあなたへ・・・
ぜひ一度体験を。
さて、いきなりカイトの宣伝から入ってしまったが、本題のネックヘッド折れ修理にいきましょう。
今まで何度かネックヘッド折れは紹介してきたので修理方法自体はあまり変わり映えしないが、今回のケースも酷い事になっています。
このように使ってはいけない接着剤でコテコテ・ガビガビに接着されてます。ヘッドの突き板だけでかろうじてくっいていたので、状態チェックのため剥がしました。
毎回 口が酸っぱくなるほど繰り返し言ってますが、折れた時は「絶対に自分でいじるな!」です。余計な接着剤が付着しているせいで、そのままではピッタリ合わせる事ができません。まずは地道にすこ〜しずつこの接着剤を除去していかなければならない。
それでは作業開始します。
まず現状の接着剤残りカスを丁寧に取り除いていく作業からです。
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ちょっとずつ、ちょっとずつ
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時にはピンセット等も使い。とにかくゆっくりあせらず。
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↑この部分も取り外してしまいましょうね。 こんなふうに↑
ヘッド側は綺麗になりました。
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外したこの部分は極力ピッタリ合わせられるように修正しておきます。ピッタリ合わさる事を確認できたら、ネック側へ接着しておきます。
←ネック側も綺麗になってきました。
いざ本番の接着前にまずは仮組み・仮固定してしっかりと合わさるかどうか、クランプのかけ方などを入念にチェックします。
トラスロッドのネジ山にエポキシが付着しては困るのでカバーします。
今回のようなケースではタイトボンドなどは効きません。木口面で切断されるように折れているし、接着剤を除去した結果かなり隙間があるからです。
こういう場合はエポキシ。何度も言ってますがホームセンター等で売られている30〜90分硬化のエポキシは使い物になりませんよ〜。私が使用しているのは完全硬化まで72時間というもの。硬化すると本当にカッチコチ!になります。
このエポキシは粘性がサラサラなので木材によく染みこみます。まずはネック側&ヘッド側、両接着面にエポキシを塗りよく染みこませます。
これはタイトボンド等でも同じですが、接着剤を塗ったあとすぐに固定するのではなく、よく馴染ませてからクランプで圧着します。タイトボンドの場合は事前に濡れタオルで接着面を湿らせてから塗布するとさらにGood。
両面にエポキシを塗布してから数時間でしょうか・・・はじめサラサラだったエポキシが徐々に粘性が高まり、ポタポタと垂れなくなった頃合いをみはかり、クランプで固定します。
なぜ?すぐにクランプで固定しないのでしょうか。
このエポキシはサラサラの粘性なので、すぐに固定してしまうとポタポタとどんどん流れ落ち、内部の細かな隙間や空間に充填されないからです。またエポキシの場合、クランプでの固定はあまり強くしないよう、ほどほどの締め具合で。これも以前に理由を説明しましたね。
3日間放置してようやく完全固化。
次のページでは補強材、ボリュート加工です。
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