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ご無沙汰しています。昨年の10〜11月頃からどうも大がかりな修理が立て続けに入って、休日返上で仕事をしていたら今年の冬は2度も風邪をひいてしまった・・・・反省。

忙しければ忙しいほど沢山遊ばないと不健康になるという事が分かった。歳のせいもあるのかな〜・・・あまり無理は出来ないのでもう無茶はしません。

 

という事で1月の半ばに今シーズン初のスノーカイトへ。覚えてますか?この時ちょうど「大寒波」が日本列島を覆って各地でマイナスを記録した日です。スノーカイトは美ヶ原(標高2000M)なので車の外気温表示を見ると「マイナス-15度!!」夜中には-18度まで下がっていたそうだ。

       

しっかし、マイナス15度ってのは人生初体験かもしれない。毎年せいぜいいってもマイナス10〜12度くらいだもんな〜
暖房全開にもかかわらずフロントウインドウの氷りがなかなか溶けてくれず、大変でした。

そしてこちらは2月に行った↓白馬。2014年11月にあった長野県神城断層地震、覚えてますか?まさにココ。
周囲には五竜、八方尾根、47、等々、沢山のスキー場があるこの地域ですが、カイトゲレンデは田んぼ。

この時は初日は無風〜&ガスガス・雪で乗れず。
2日目はほどよい風が終日吹き続け、晴れ間もけっこうありGoodコンディションでした!
なによりリフト代がかからないのがイイ。

 


 

さあ、行きましょうか。
お題は、アイバニーズのLR10というセミアコのバインディング交換・ALLリフィニッシュ

 

  

個人的にアイバニーズは好きです。好きと言ってもフロイドローズが搭載されたソロイストモデルとかアッチ系ですけどね。多弦モデルも沢山だしてるし。ヘヴィーメタル好きなのでね。。。。

 

パッと遠目から見たらとくに問題もなさそうに見えるんですが、最大の不具合箇所はこのバインディング↓↓

  

こうや豆腐がヒビ割れたというか、熟成チーズがちょっと干からびてしまったような・・・・手で簡単にボロボロ崩れます。

 

因みに塗装もこんな感じ・・・↓↓バインディング部分は完全に剥がれてます。

  

 

ポリかラッカーかをチェックするため塗装面にアセトンを塗布して確認します↓

  
アセトンを塗布してもなんともないので、このギターの塗装はポリ。
通常は目立たない所、パーツで隠れる部分などの塗装面でチェックします。仮にもしラッカーだったら溶けちゃいますから・・・

 

ヘッド部の状態↓
  

ロゴは0.1〜0.2mmくらいの薄貝ロゴ。塗装工程中にペタッと貼り付けて、塗装の中に封じ込めてしまうので、リフィニッシュすると剥がれて無くなってしまう。

 


 

そしていちばん気がかりなのは↓↓このトップ板構造。5層からなる合板仕様です。


しかもいちばん上の表層は厚みが約0.5mmとかな〜り薄い!

 

←P.Uキャビティのフチなどをチェックすると木地着色なのか通常のスプレーガンによる色付けなのか判断可能な場合が多い。スプレーガンによる色付けの場合、画像のようにはならずもっとボヤけた「スプレーしました」って感じになる。

 

パーツ類はfホールからズルズルと引き出す。すべてアルミ箔で覆われていました。

  

 

ネックジョイントの構造を見てみると何やら不明なダボ?のようなものが。これはなんでしょう??私も分かりません。ジョイント部の接着をより強固にするためのダボでしょうかね・・・・。長年やってても分からない事が沢山なので誰かご存じの方がいれば教えてください。

  

 

最後に塗装面をよ〜〜く観察すると、↓↓このようなサンドペーパーキズの残りが複数箇所にわたり見受けられました。

木地着色の時は目を皿のようにして入念に木地調整(塗装工程や木地着前の作業の事)しないと↑↑このような結果になります。

 

さて、次のページから作業に入ります。

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