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さあ!考えましょう! ど〜しよ〜〜かな〜〜、こう〜しよ〜かな〜、あれもいいけど〜、これもいいな〜・・・・

iPhone 8 と iPhone X が発売されましたね!

え?ワタシ?? まだ買ってませんよ、ええ。もう大人になったんです。

いくらApple大好き人間とはいえ、もうこれ以上アップルに踊らされるのはやめよう!と固く決意したんです。

巷ではiPhoneXの目玉機能である「顔認証」がもてはやされてますよね。

双子に限らず、よく似た兄弟でも解除する事ができた、とか。もうタッチIDには戻れないとか。でも不便な事もあるみたい・・・・
寝起きの顔をなかなか認識しないとか、iPhoneに対して真っ直ぐ見ないと認識しないだとか。

そう!そこなんです。

ワタシのデスクワーク姿はいつもこんな感じでiPhoneを机に置いておくんです。

↑タッチIDに指を置くだけでロック解除されます↑
斜め方向から画面を観るだけで事足ります。

ところがね、iPhoneXのFaceIDだとどうなるかと言うと・・・・

試した事がないので想像ですが、ネットの情報を垣間見てるとこんな問題があるそうで。。。。

だからもう「踊らされない」
え?じゃあフェイスIDの問題がなければ「踊らされて」たの?・・・・

い、いや、そんな事は・・・(iPhone8のワイヤレス充電ええな〜)

タイミングを逃したので次の製品(iPhone)が出るまで買い換えません!
(やっぱり踊らされているじゃん・・・)

 


 

さて、考えた結果、ボルトジョイント方式へ変更・改造する事にしました。

ネック側のジョイント部の成形はかなりアバウトで、ボディ側と仮組みしてみると密着とはほど遠い状態。前ページでご覧いただいたとおり樹脂で隙間を充填し、接着・固定していた感じなので、再び接着剤(エポキシ樹脂)で付けようにもタップリ充填してやらなければならず問題です。

方針が決まったので、次はそれを可能にするべく頭の中で念入りにシミュレーションします。

  

いちばん悩んだのがボルトの位置。↑↑               ココとココに付けたい!↑↑

 

下図のようなジレンマがおきた。↓↓ネックのヒール近く・下側までジョイントの形状があれば問題ないのだが、ちょうどボルトを取り付けたい位置が微妙・・・・・

結局「B」位置でいくことに決定。対策・処置の仕方は後述・・・

 

 

ネック側で決定したボルト位置をもとに、ボディ側のジョイントに丸穴を開けます。この穴の位置はピッタリセンターじゃなきゃダメとかではありません。ある程度アバウト(といっても正確に中央位置へ)に位置決めします。

  

ハンドドリルで開けていきますが、ここはけっこう慎重になるところ。上下・左右、垂直・直角になるよう気にしながら開けていきます。

いま思えば簡易的な使い捨て治具を作ってから作業すれば確実だったかな、と思う次第。こんなやつを木材/端材でね・・・・↓


おなじみのステュMacの製品 #2070

 

そういえば!知ってました? ステュMacのカタログがカラーになったんです!!


もうかれこれ20年以上お世話になっている毎度おなじみステュMac。
年に何度か届くこのカタログがカラーに。ちょっと感動です。。。。

 

 

1発目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2発目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
→→

 

試しにボルトを挿してみる

 


 

ネック側の位置決めは、ボディ内側からドリルを差し込み↓↓ネックを組んだ状態で印を付けます。

 

位置決めが済んだらボール盤を使いM6ボルトよりちょっと小さめの穴を開けます。木ネジではありませんが、穴を開けたあとネジこんでいくので、端材などでちょうどよい穴の大きさ・直径を事前にチェックしておきましょう。

ボール盤の台をこのようにして、ドリルが垂直・直角になるように→
直角定規などを使い微調整しますが、たかだか穴を1個あけるのにけっこうな時間がかかります。

←こちらは問題ありません・・・・

こっちは深く掘りすぎると「貫通」なんて事になるので注意して→
必ず事前に何ミリの深さまでOKかを調べておきましょうね・・・

 

 

穴を開けたら予めボルトをねじこんで「ネジ溝」を付けておきます

 

さて、不要になったネジ頭↓↓は金ノコで切断します。ボディと組んだ時に、ボディのネックブロックから飛び出す寸法などを逆算し適宜長さはカット。

  
勿論、ねじ頭が無いものを使ってもいいのですが、ホームセンターでちょうどいい長さが無かった・・・・
それにどうせ長さは微調整するためにカットしますしね。

 

  
奥までしっかりねじ込んだところ。             仮付け。ボルトが極端に出っ張らないように。

え?ネジ頭が無いのにどうやってねじ込んだのって?それはアレですよアレ。ボルトナットを2個使って・・・・分かりますよね?

手書きのメモが見つかりました。深さは12mm&24mmしたようです。

 

ボルトを取り付けた段階でひとまずボディと仮組みし、弦高などをチェックします。
ボルトはまだ強固ではないのであまり強くナットを締め付けないよう、軽くね。

このオベイションはブリッジサドル下にシムが2枚敷いてあった。シムを2枚入れてある状態で弦高が1.0〜1.4mmなので、まだ十二分に弦高を下げる事が可能と判明。
*ネックリセット時、多くは6本の弦をすべて張りチューニングするとトップの膨らみなどによりわずかに弦高は上がる傾向にある。 上記数値に対してプラスα「上がるだろう」と推測して考えなければならない。

もしこの段階で弦高が高すぎたりした場合は、ネック角度を変更するべく、ヒール部を削ったりしなければならない。このオベイションはその必要はなかった。

  

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