2018.1.1. ----4ページ目----- PAGE 1 2 3 4
組み上げです!
まだ細かい作業が残っています。
前ページで作ったこのブロック↓↓ これを指板面の裏側に正確に接着しなければならない。少しでもズレるとよろしくない。
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まずは↑かる〜く固定、上下に少しだけ動かせる余裕をもたす。 隙間にはプラ板↑ 両面テープを貼っておく
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ボディとネックを組んでブロックを↑指板側に貼る→ボルトを外す。鉛筆でもいいのだが、位置が正確に分かるようにし↑ブロックをいったん外す。
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画鋲を挿し先端をすこしだけ残してカット↑ 再び指板へ(正確に)ブロックを取付。画鋲の痕が↑残るよう押さえつける。
タイトボンドで接着。画鋲の突起があるから↑↑クランプしても位置ズレしません 。
指板接着時の方法と同じですね。はみ出した接着剤は濡れタオルでしっかり拭き取っておきましょう。
これでネックジョイント用のボルト、指板の固定用ボルト、一連のシステム・改造が完成しました。
↓通常のワッシャーと必ず緩み防止の「スプリングワッシャー」をかましておきましょう↓
さて、この段階でひとまずボルトでしっかり固定・組んだあと弦を張りチューニングします。ネックも真っ直ぐに調整。
数日間このまま放置し、弦高などに変化がないか、ジョイント部分でズレなどないかチェックを行います。
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休憩
2016年の夏頃から作業し始めた8ミリフィルムのデジタル化がようやく完成しました
7号リール合計185本 1本あたり16〜18分の動画
(オリジナルデータ容量は合計230GB 解像度1440×1080)
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コレが↑
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iMovieにて編集(速度60%)書き出し後(解像度1920×1080)1本あたり約25〜30分
合計800GB
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こうなった↓
いやはや長い道のりでした。仕事が忙しく途中で放り投げた期間もありましたけどなんとか編集まで行いスッキリこの形に。
デジタルの進歩ってすごいですね。10年前なら80GBでもすごい容量だったはず、それが今や1TB~2TB当たり前。
いま、暇をみつけては観ているのだが、計算してみると92時間ぶんにもなる。
1日で2本/約1時間 観れたとしても3ヶ月かかるのか・・・・
数年かけて楽しむとしますか。
問題がなければ最後の仕上げに入りましょう。
←前のページで説明したように、もともと指板はすこし浮いている状態です。もちろんピッタリとボディ側にくっつけてもいいのですが、アコギはこの部分でネックジョイント角が付けられています。下図参照
マーチンやGibsonなどほとんどのアコギは↑↑このようにジョイント部分で角度が付いています。真っ直ぐに見えるものや、この図とは真逆(ネック元起き、ハイ起き、などと呼ばれる)の方向になっている(見える)ものもあります。
いっぽうで、テイラーなどは独自のネックジョイント方式を使い、この部分で「角度がつく」のを解消しています。下図参照
*正確にはこの部分の下にシムを入れ、そのシム厚みを調整する事で適宜角度を自由に設定できる。
オベイションが樹脂でこの部分の土台を担っている事はご説明しました。そこで、ここにできる空間を埋めるべくオリジナルと同じように、樹脂を使います。ただし、将来的にまたネックを外す事があるかもしれませんので、トップ材と指板材をエポキシ樹脂でガッチリ接着はせず、あくまで簡易的に仮固定するぐらいの感覚で取付したいところ・・・・
そこで・・・・↑このようにロウ・ワックスを塗布しておきます。
←ネック側は「くっついてはいけない部分」つまりブロック部分へ塗布
次にボディ側はこのようにマスキング→
ここで登場するのは(使い物にならない・・・なんて言ってはいけない)市販の30分硬化エポキシ。塗布↓↓
粘性が高く、また硬化してもある程度の弾力性があるので「このような用途」には最適です。
マスキングテープを剥がしたら↓↓ネックとボディをジョイント。
Aの指板固定用ボルトは若干「指板が浮くように」固定。完全に締め付けてしまうとボディと密着してしまうので適度に加減を。ワックス/ロウを塗ってあるので、将来的にまたジョイントを外す事があれば、指板材とトップ材は比較的簡単に剥がせるはずです。
←念のため逆さにして一晩放置。
なぜいつもの72時間硬化エポキシを使わなかったか分かりますか? じつはこのトップ材と指板材の接着部分って、希に「共振」という不具合が発生する事があるんです。「どこかで何かが共振(震える。ビリビリ音)してるな〜」と思って、指板材を上からグッと押さえたりしてみると共振が治まる事があります。
原因は、トップ板が振動する事で、その振動が指板材を震わせます。接着がすこし剥がれてたりすると干渉して「共振」という不具合が発生します。
「振動を伝える」という事に焦点をおくと、使うべき接着剤は固く硬化するほうがいいと思いますが、今回の場合は万一のことを考え、硬化してもある程度の弾力性があるエポキシ樹脂を使う事にしました。仮にエポキシが剥がれてしまっても構造上はボルトを少し締めれば密着します。
ここも剥がれていたので両面テープで貼り付け↓
>>弦を張り完成です<<
おつかれさまでした。
こうしてページを作成・紹介する事で、自分自身が今一度 修理工程を思い返せるのでよい復習になります。
このOvation修理・改造はボルトジョイント方式をいかに構築するか、実作業より頭をフルに使った記憶が・・・・
何かを作るにもそうですが、事前の設計って重要ですよね。修理作業もおなじで行き当たりばったりではなく
入念に頭の中でシミュレーションして問題を洗い出して作業に入ります。それでも予期せぬ問題はおこるものですが。
修理って楽しい、ではまた。
2018年
今年もZinギター工房をよろしくお願い申し上げます
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