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このページで終わりそうですね・・・#1200まで終わりました。次は金タワシのすごーく細かいやつです。(名前なんでしたっけ?)ハンズにいけば3~4種類の目の細かさで置いてあります。これでゴシゴシと磨きをかけます。

スチールウールでした

さあ全部タワシ?で磨けました。この段階でもかなりピカピカテカッているのですが、まだもの足りません。続いて「フッ素コート」ではなく「イオンコート」でもなく、柔らかいクロスを使い「いわゆるピカール」で磨いていきます。同じ研磨剤入りでも「ピカール」と写 真のフェルナンデス「946」では磨いたあとのテカリ具合が微妙に違います。ようは自分の好み&作業手順にあわせてお好きなものをつかいます。

下の写真が遠目からみた磨き作業完了の図です。使用したものが分かるように左から右に順に並べてみました。

完成です!!もう弦が張られています。フラッシュがいかにもテカテカ感をだしてますが、本当にテカテカです。あとはユーザーさんにこれからも末長く弾いてもらうだけですね。

-----最後に-----
今まで長年修理をしていて分かった事ですが、大半のお客様がフレットの「すり合わせ」をまるで、弦高を下げても音がビビらないようにできる「魔法」のように考えている方が非常に多いです。しかしハッキリ言いますが、それは「間違い」です。正しくは「弦高を下げていっても各弦での音のビビリ具合が均一になる」 です(言い方は他にもありますが)。 ではなぜ「すり合わせ」をすると弦高を低くセッティングできるようになるのでしょうか?それは世の中に出回っている量 産品「Fender /usa・japan」しかり、が、出荷時の状態では正確な「すり合わせ」ができてるとはほど遠いからです。(すこし言い過ぎかな・・・)

私がフェンダーのテレキャス、ストラト(比較的アールがきつい楽器)などの弦高をセッティングする時のひとつの基準(方法)として、1弦のハイフレットでチョーキングしても音が詰まらないところまで下げます(大半の人は弦高が低いのが好みなので)そうすると大抵は{12Fの頂点}から{弦の下限}までの高さが1.5ミリくらいのところでそれ以上下げると音が詰まってしまいます。ですが、きっちりすり合わせができている楽器(カスタムショップ製・オーダーもの等)は同じアールのもので、チョーキング時1.0ミリまで下げても音が途中でプッツリと詰まってしまう事はありません(この場合チョーキング時の音がビビリ音を含む事になりますが・・・)

ローフレット側でも同じことです。微妙であれ高さの不揃いがあれば当然音を出した時に「押さえたところが他より低ければ」ビビる。「押さえたところが他より高ければ」ビビらない。他にもあるが、このような原因が重なりあって、結果 、低くセッティングするとビビるようになる。最初に話を戻して、高さが揃えば「びびり具合が各弦均一になる」ということです。

なんだか最後にかた~くなってしまいましたが、もっとやわらか~く考えましょうね。そう、物事いろいろ考えようがあります。こんな事書いても違う観点からみれば「ハイ、キミの考えは不正~解!」って事もある。かわいいお姉ちゃんにそんな事言われたら「ハイ、もう一度考えます!」なんて答えたくもなってくる。が、まあ人それぞれです・・・・

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