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これを書いているのは2018年12月半ば。なんだか寒い日もあれば突然暖かい日もあり、体調管理に気をつかいます。

 

ヘッドの裏側を削りますが、その前にペグの取付位置をチェックしておきましょう。ペグの取付角度ってけっこうギターによってまちまち。

 

とりあえず動画をご覧ください

 

 

最終的に突き板ぶんの厚み1.3〜1.4mm削りたいので、この段階では深さ1.1〜1.2mmにしました。

 

エポキシ樹脂が満たされていない部分には再度エポキシ樹脂を。ペグマウント用のネジ穴には木工パテを。

  

 

削り残した"島"↓↓はノミでカット。  周囲の削り残りはカンナで削り取ります↓↓

  

 

カンナの腕によほど自信のある宮大工さんレベルでしたらそのままカンナで仕上げてもいいですけど、私のカンナがけ技術は素人ですから大人しくギリまで削り、あとはサンドペーパーで仕上げていきます。

  

平面が出るように意識しながら削ります→

 

定規で平面をチェックして問題なければ完成。
端っこがチョットでも落ちていたり(削れて平坦ではない)すると隙間の原因になるので×
  

←予定どおり削る前の厚さより約1.2~1.3mmほど薄くできました。

 


 

「突き板」「ヘッド裏側の削り」 両者の準備が整ったのでいよいよ接着です。

  

使用する当て木はMDFを使いましたが、ボリュートの部分をどうするか考えなくてはなりません。今回のケースでは当て木を分割し、ボリュートの部分は"その丸み"とおなじ丸みにして対応。当て木にはコルクを貼ります。

  

実際とおなじようにクランプがけし、ライトを当てて隙間がないかどうか入念にチェックします。↑↑ この段階で隙間ができるようなら、ここまでの作業でどこかにミスがあるはずです。一般の方だと「ま、このくらいの隙間ならいっか」と先へ進む方が多いのですが、そのチョットした「チョンボ」が最終的な仕上がりのクオリティに直結してきます。

 

接着剤を塗布します・・・・↓ 塗りすぎた・・・・


木工接着剤を塗布する時は、事前に濡れタオルで接着面を湿らせておきましょう。

 

 

クランプがけ。一晩放置・・・・

念のためクランプがけしたあとにも隙間チェック→
まあ、この段階で万一隙間を発見したとしても、その部分にクランプを足すぐらいしか処置のしようがありません。

←一晩置いて接着完了。

 

 

小刀で大まかにカット。

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突き板を成形するのと同時に塗装も剥がします。

 

ヘッドの頂点部分↓↓ ここの塗装を剥がすのはけっこう時間がかかります。

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#240まで仕上げたら↓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・次はペグ穴開け作業です↓

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ネック部分へのところは滑らかになるよう↑↑徐々にペーパーの番手をあげて処置します。

 

ヘッド表側から実際のペグ穴より少しだけ小さいサイズのドリルで穴を開けます。ヘッド裏には当て木をするのを忘れずに。

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角の丸み付けは最後の最後です。

元のヘッド厚と変わらない事をチェックしましょう。→
「え?変わってしまったって??」仕方ありません、めげずに次で頑張ればいいのです!「失敗は成功のもと」

 

 

突き板の接着作業完了!

 

あとは塗装して終わり〜

なんて事はない。次のページからはヘッド表面のYAMAHAロゴを再生しなければ。

 

 

最後に少し説明。
私のサイトをよくご覧いただいているDIY大好きの皆様ならお気づきかもしれないこの部分↓↓  

最初の割れ方を観察すると↑↑この赤丸の部分です。        この「割れ痕」↑だけ見ると補強材を施さなければ、と判断するかもしれませんが、もともとの割れ方はあまりダメージがありません。わざわざこの部分へストレートの補強材を施すよりはこのままの状態のほうが強度的には「良い」と判断したので、この部分はとくに何もせず接着だけでOKとしました。勿論、リペアマンによって判断は様々でしょう。

 

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