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マーチンD-28 ネック編です。えー、それでは下のストラップピン穴を埋めます。。なんだか「え~」とか「それで」とか「では」を入れないとすんなり始まらないみたいで・・・
使用する材はせっかくですからこのギターの破断したテイルブロックを使いましょう。まずは適当な大きさに切り分けます。
穴の大きさにピッタリ合うように、削っては合わせ、削っては合わせての繰り返しです。ネックヘッド折れのところで書いたように「プスー」というか「フスー」という感じで入っていけばGOOD!です
タイトボンドをたっぷりと付け、一気にブスッと差し込みます。先のでっぱりは小さなノコギリで切ります。
一晩おいて乾いたらノミで平らにしてペーパーをかけ完了です。
ネックジョイントを外した時にポジションマークが取れてしまったので再度はめ込みます。ここでまたまたアセトンくんに御登場願います。ひっぱりだこですね(笑)。このポジションマークは本物の貝ですから溶ける心配はありません。アセトンにドップリと浸らしてやります。しばらくたつとヨゴレがキレイに落ちます。
どうですか奥さん!この洗浄力!オマケに手に優しい天然ナチュラル系配合・・・・(なんだそりゃ?)(笑)
キレイになったら元の穴に埋めて、乾いたらでっぱりをペーパーで削り完了です。ここでひとつ、大抵はもとの穴にそのままはめ込むと指板面 よりポジションマークが陥没してしまいますので、穴の底にあらかじめ接着剤などを流し、固めて「上げ底」にしてやります。上げ底ほどガックリくるものもありませんよね。私がよく利用する配達してくれる中華弁当屋さん。「オッ案外ボリュームあるじゃん」と思ってお箸を挿すと「アレッ?」こんなに浅いの?ってね・・・・・
素材がパーロイド(本物の貝ではない)だとアセトンに浸けると溶けるので要注意です。
最後はヒールキャップです。白のワンピースのピックガード材をバインディング用接着剤を使い接着します。
乾いたら大まかに削り合わせておきます。後の塗装剥がしの時にペーパーで削り滑らかに仕上げます。
細かい修理箇所はこんな所でしょうか・・・。次ページはネック編の最後になると思いますが、ネックジョイント部の仕上げ&ボディとの角度のお話になる予定・・・・。
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