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2020.6.1. ----8ページ目----- PAGE
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このページは塗装だ!
前ページ最後で「塗装工程の手順を」・・・・なんて書いていたらそうとうな量になってしまったので、あの部分は別ページに複製して、いつでも閲覧できるようにしておきます。
木地着色をしたあと、Uコートシーラー(目止め)を吹き、サンディングシーラーを吹き重ね・・・#360でペーパーがけする。
*木地着色ではなく通常の色層での着色の場合、シーラーを吹いたあとケバ立ちを除去するためかる〜く#360でペーパーがけします。もし今回のような木地着色でシーラーのあとすぐにペーパーがけしたら色が剥げてしまうので要注意。
*サンディングシーラーをペーパーがけする段階では部分的に木地面が露出する事があるので、木地着色の時は慎重に作業します。私は、最初のサンディングシーラー(計4〜5回吹き重ね)の翌日はペーパーがけせず引き続き塗り重ね、合計8〜10回吹き重ねたあと(つまり2日)ペーパーがけします(ラッカーの場合)。
ポリの場合は1回で塗れる塗膜が厚いので、3〜4回ほど塗り重ねペーパーがけします。
*作業している時に必ずしも凸凹を無くすまでペーパーがけしなくてもよい。「あ、これ以上削ったら剥げそうだな・・・」って予感がしたら、そこでストップし、サンディングシーラーを数回吹き塗り重ね、またペーパーがけすれば済む事です。
←最後のサンディングシーラーを吹き終えた段階(合計9回)
このような凹みを↓↓見つけたら爪楊枝などで(ちょっと濃いめの)サンディングシーラーを垂らして一晩乾燥。
→→
この作業、ポリなら瞬間接着剤を使えるがラッカーでは使えない。
サンディングシーラーのペーパーがけ
全ての面が凸凹無く#360のペーパーキズが付き、なおかつ木地面が露出しているような所がなければ、次の「着色」に進めます。
今回のケースではこの1度のペーパーがけで次の着色工程へ進める下地作りが完了しました。
ここまでの作業を動画でご覧ください
>>>005・塗装工程1・Uコートシーラー、サンディングシーラー〜#360ペーパーがけまで<<<
ヘッド表面は黒色で塗るためロゴのマスキングです。
続いてFホールを黒色で塗るためマスキング作りです。事前に試して有効性を得ているので
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サクッといきます
作成したデータをもとにレーザーでカットし
→→
マスキングテープを貼る。位置合わせ用のポットとミュートつまみ、外周を正確に合わせる
→→
←この状態で黒色塗り。ヘッドもね。
ロゴやFホールなど、黒色塗布後、約15〜20分後にマスキングを剥がす。
黒色塗布後、一晩乾燥させたらバインディングなどの切り欠き作業、露出させます。
トップコート塗料にアンバーを混合し、全体を吹くとともにバインディング部分を色付けです。
←全体が均一な色になるように。ムラが無いように。
翌日、↓↓このような合板の下層が見えてしまっているところや、元の塗装が残っている所など、ボカシを入れていきます。
ボカシ前→→ボカシ後
→→
→→
↑↑どお?わりと目立たなくなったでしょ?
>>>006・塗装工程2・黒色塗り〜タッチアップ、アンバー色<<<
諸々の色付け作業が全て済んだら、トップコートを吹き重ねていきます。
>>>007・塗装工程3・トップコート10回吹きまで<<<
↓10回ほど吹いた状態↓
トップコートを10回ほど吹き終わったので、いったん塗装面をよ〜く観察してみましょう。
→→
矢印のように↑↑黒色を塗った所の「境目」は若干段差が出来ています。#1000水研ぎペーパーで段差を研磨↑↑なくしておきます。
ヘッドのロゴも同じく。
図にするとこんなイメージ
べつに↑↑しなくてもいいのだが、こうしておくと最後の水研ぎ作業の時に若干ラクなので・・・・
Fホールの部分だけ、段差をなくし完了。
時々、塗料の"だま"(塊)ができる事があるが、そうした部分も研磨して平らにしておくと後がラク。
ヘッドのロゴは、ついでに表面全体も研磨して完了。
指板マスキングテープをいったん剥がして貼り直します→
あくまで「私の場合」なのですが、塗装工程が終わってからマスキングを剥がすと、塗料がかなり厚く、削り取るのに手間がかかり、なおかつ手加減ひとつでパキッと余計な部分まで塗装が欠けてしまう、というようなリスクが高くなります。
ですので、私の場合は面倒でもこの段階で(あと数回で塗装吹き終了という段階で)いったんマスキングを剥がして、再度マスキングテープを貼り直します。
→→
→→
こうする事で、確実に安全に(塗装終了後に)マスキングテープを剥がす事ができます。万一、部分的に塗装が欠けたなどのミスをしても、リカバーできます。
あくまで「私の方法」でした。実際の製造工場などではこんな面倒な方法はしませんよ・・・たぶん。
それではあと3〜4回トップコートを吹いて塗装工程は終了です。
>>>008・塗装工程4・段差研磨、最後のトップコートまで<<<
休憩!
私が愛用している一眼レフ「PENTAX K-S2」
黒死病だってさ
何年か前からそうなのだが、電源ONにして録った最初の1枚目(もしくは数枚目まで)が必ず真っ暗になるのだ。
今年の2月末にスキー旅行とともにイチゴ狩りに行ったのだが、普段なら数回シャッターを押したり液晶画面とファインダーを切り替えたりすれば解消されていたこの「真っ暗」が全く直らない!!
結局、一眼レフは単なるお荷物となり、スマホで撮影・・・
イチゴ狩り、まだ幼児なので無料にもかかわらず・・・・1人/47個も食べました、二人で約100個だよオイ(-_-)
イチゴ農園さんごめんなさい。
旅行から帰宅してさっそくググってみると・・・・
「k-s2 」と打つと予測がズラリ。2番目に「黒死病」なんていう不吉な文字が・・・・・・
そう、どうやらペンタックスの該当機種ではよくおこる不具合だそうで
初期不良というか設計不良とも言えるので、本来ならリコール対象だよコレ・・・・
原因は「絞り」を制御するパーツ(金属)が、そこに使われている磁石に長年接触しているうちに「帯磁」してしまい
「くっつく力」が強くなるせいで、常に「絞りMAX」状態になってしまう事でおこるようです。
という事で、分解〜
まずカメラ本体を四方から録りプリントアウト。そこへ両面テープを貼る。
携帯の画面も交換したし、こういう分解は大好きだが、カメラは初体験。内心かなりビビリながら慎重に作業しましたよ。
まず底面のビスを取り外し・・・・・ネット検索した分解画像を参考にどんどんビスを外していく。
外したビスはどれがどれだか↓↓分からなくならないようにペタッ
時に、iPhoneのバッテリー交換や画面交換の際に使った道具が役に立つ
まるでC-3PO
↓↓ようやく原因のパーツが目視できました
さらにコイツを外すと・・・・
シャッターボタンを押すと、最大絞りまで絞り羽が動く、内部のギアが回転して適切な絞り値となるようにギアを回転させる
適正な絞り値となったらユニットのコイルに電流を流す
↓
この↑コイルの磁界で今までネオジム磁石で固定されていた金属パーツがコイル内部に引っ張り込まれて絞りを調整する機構を停止する
↓
ギヤ停止でシャッターが切れる
という原理らしいですが、黒幕はこんな奴です↓
直し方はいくつかあるようですが、コの字の内側へハンダを盛る方法や、先端を少し削る方法。
私は後者を選択。
ようは↓↓この先端部分の面積を少なくする事で、磁石にくっつく力を弱くしてやればいいらしい
先ほどのコイルに何度か出し入れして、このパーツが磁石でくっつく・外れる時の加減を手で確認。
あきらかに最初より外れる時の力が弱くなったな、と感じた所でストップ。ほんの少しだけ削ればOKのようだ。
ドキドキしながらバッテリーを入れてテスト撮影・・・・
直った!
これでストレスなくまた使い続ける事ができます。
現時点で、修理してから約3ヶ月経ちますが、全く症状は出ていません。
RICOHさん、どうしてこんな簡単な改善、行わないの??
いよいよ最後のページだ。水研ぎ→バフィング→組み込み→完成ですよ〜
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