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2021.01.01. ----7ページ目----- PAGE
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ふう〜、おつかれさまです。
今回も内容がボリューミーすぎるので適当に息抜きしながら進めます。
前ページで見納めとなったボディ内部。もう何か忘れ物があってもサウンドホールから手を突っ込んで、普段どおりせせこましく作業しなければいけなくなりました。
無事に接着が完了したので、はみ出している余計な部分をコロ付きビットで一気に削ってしまいましょう。
ただしトリマーを動かす方向には要注意。下図の矢印どおりに動かしましょう。
刃の「回転方向」とトップ板の「木目方向」をよ〜く考えれば分かります。
分かりました?
スプルース材は木目方向に沿って材がチップしやすいです。例えば上図の「A」箇所などはもし矢印と反対方向に動かすと・・・
と、なりやすいです。
本来の「刃の動かし方」とは逆なので、トリマー本体が"もっていかれよう"とします。意識しないと自分の身体の方向へトリマー本体がすっ飛んで来るので、あまり一気にカットしようとせずに、軽く刃を当てて何度かに分けてカットしたほうがいいです。撫でるように。
出っ張りがカットできたら側面と裏面の塗装を剥がしていきます。
ユーザーさん自身が裏面の塗装を剥がして軽く再塗装しているので、はじめから外周の一部の下層が露出しています↑↑
この段階では#150まで。仕上げの木地調整は最後に。
さあ、ここまで来たら、もう一つ大事な「味付け」作業。ヴォイシング研磨作業です。
現在のトップ板は全ての範囲が均一な厚みですが、意図的に周りを薄く削り、トップ板がより振動しやすくなるようにするための作業。
ボディをつまんで吊しながら、ブリッジ部分を指で叩き、(正確ではないが)いちおうiPhoneで録音してます・・・・
どの部分を削ったか分かるように↓↓エンピツで斜線を書いておきます。
ボディ全体の下半分の範囲を研磨
この作業は「感覚」で行ってますが、研磨する前にいちおう定規をあてがってみました。どのくらい傾斜(研磨)するでしょうか・・・
中央は削りません。あくまで外周りを研磨していきます。
と言っても、中央へなだらかになるように。
途中で何度も↓↓トントンして、研磨して、トントンして、研磨して・・・・・の繰り返し。
ごくわずかですが、トントン音が変化します。どの程度まで削るかは製作家次第。これでOK!となった時の↓↓傾斜/研磨具合
研磨前
研磨後
ガレージバンドの波形図を載せてみたが、はたしてこんなんで比較になるのだろうか?iPhoneのマイクからの距離は同じになるよう気をつけたが。「トントン」する叩き加減も感覚でやったので、あくまで参考までに、という事で。
トン、トン、という音がボーン、ボーンという音に変わるわけではない。作業時に生で聴いていると確かに変わっているんです。録音したサウンドを聴いてみても・・・・ん?変わった??かな え?プラシーボ?(笑)
余談ですが
このボイシング作業で振動を発する装置を駆使して、特定の周波数に対していちばん(トップ板が)振動・共振するように研磨作業をする製作家もいます。私はアコギ製作の専門家ではないので詳しくは知りません。興味はあるので何か出会いがあれば勉強したいですね。
休憩
キャンプ! やりたいですね〜・・・・今年(2020年)は結局出来なかったです。
計画はしたものの、直前に子供の都合が悪くなって、とかいろいろとタイミングが合わなかった。
ところで コレ↑ いいと思わない?
夏頃に見つけたんですが、すごく便利そう。お値段はなんと$1099.00(日本円だと¥114000ぐらいかな?)
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高いです
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公式のサイトにいくと生産途中の画像とかいっぱい載せてるんです。構造がよく分かる・・・・
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簡単だし、よっしゃ! 作ろ。
で、さっそくツーバーナーを買った(持ってなかったもので・・・・)
最近はすっかり「安定の事後報告」で、妻には冷たい目で見られた・・・
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で、まあ、もうすぐ購入するであろう新しいお車に搭載を予定しているんですが
なんせまだ実車が無いのでトランクの寸法とか不明。
いまからどういう構造にしようかと検討していますが、スライドレールは以前に台所の棚に設置した事があるので問題ない。
オリジナルのNomado Kitchenはぶ厚い合板(たぶん18mm厚とか)で作られているから重量もかなりあるらしい・・・・
ならば軽量化できないかと思い、アルミフレームで骨格を作ろうとアレコレ計画中。。。。
↓コレね
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でもとりあえず早くツーバーナーを使いたいので・・・・
塗装作業で冷え切った手を温めています。
あ〜、早くこれでステーキ焼きたい。。。。あ!フライパンも買わなきゃ(嫁さんには内緒で)
あれ?どこまで進みましたっけ?
そうだ、ボイシング研磨作業が終わったところでした。ページが長くなるのも余計な話しをいれるからだな。。。
さてコイツもたまに活躍するボールベアリング達。
パーフリング&バインディングの寸法を確認して↓必要なベアリングをチョイスします。まずは試し↓↓
バインディング+パーフリングの合計寸法は3.5mm・・・・・・・・・・ノギスで確認。OK↓
次にバインディング(1.0mm)ぶんの溝を切る。
実際に接着して確認してみましょう。
←接着剤が乾燥したらペーパーがけして面一に。本番へ
>>071_パーフリング&バインディング溝切り<<
↓ ↓
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パーフリングの接着です。
使うのは瞬間接着剤の一番サラサラした低粘度のもの。こうした複数枚のパーフリング構成(計5枚)だと、中粘度は隙間へ浸透してくれない。いわゆる毛細管現象を期待して接着します。
瞬間接着剤だとすぐに硬化するので、マスキングテープは不要といえば不要だが、いちおう念のため。とくにくびれ↓↓部分は注意
作業中・・・
硬化したらマスキングテープを剥がします。この時、あまり雑にマスキングテープを剥がさないように。スプルース材もっていかれます。
最後はバインディングです。下に1枚黒色のバインディングを敷いて、その上に白色のバインディングですね。
ここではマスキングテープは使いませんでした。理由は割愛。。。。白バインの高さがトップ面よりかなり出ているため。
接着完了
最後に、もう一度すべての箇所に今一度アロンを垂らしておきます。
わずかな隙間が後の塗装工程で手間の要因となるので・・・
スクレイパーで大まかにシャコシャコ
ペーパーで綺麗にしていきます。スプルース材は柔らかいので、バインディング部分だけを意識して削りましょう。
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やみくもにガンガン削っていくとスプルース材のほうが多く削れてしまいます。
側面はトリマーでひと削りしてからペーパーがけすれば多少はラクができる。
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全面を#150で綺麗に仕上げます。
バインディングに残った塗装も(可能な範囲で)綺麗に落とします。
欠けた部分もパテで修復
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