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ラストスパート!
以下はサンディングシーラー(下地層)吹きの途中です。
サンディングシーラーは日が変わるごとにサンドペーパーで削り凸凹を無くす(目的なので)ので、その作業中・・・・
こちらはサンディングシーラー吹きが完了し、中間層である「色塗り」です。ブラウンを全体に塗りましょう。
色塗りをしたあと15〜20分ほどでマスキングテープを剥がします。
→→
塗料が完全に乾くとマスキングを剥がす時に境目がパリパリと汚くなりがちなので。
*このあとトップ面のアンバー色(黄色)を吹きます。同時に同じカラーでバインディング部分も色付け。
おなじみのバインディング部分の色剥ぎ。内側に黒のバインがあるから比較的安心して作業できます。
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次は水研ぎ! 光りに照らして凸凹が完全に無くなるまで#1200→#1500と研磨します。
そしてバフィング(ツヤ出し)で完成!
どうですか!!このツヤツヤ感。う〜ん道程は長かった・・・・
ブリッジのマスキングテープを慎重に剥がします。
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ブリッジを固定してデザインナイフで塗装に切れ込みをいれます。 こんなふうに↓↓
残った塗装をノミなどで慎重に剥がします。
>>ブリッジ接着面の塗装剥がし<<
ブリッジの接着準備が整いました。詳細は割愛
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あとは2〜5弦のブリッジピン穴を開けて、ピン穴をブリッジピンに合うようにとか、フレットの摺り合わせ〜仕上げをしたり、ナットを取り付けて、弦を張りナット溝掘りとか、ブリッジサドルを製作・取り付けて、ピックガード貼って・・・・・とか、諸々の作業をしたら完成です。
完成
最後にハイチーズ! もとのトップ板くんおつかれさまでした。
さて、肝心の「サウンド」なのですが・・・・ウソは言いませんよ
メチャメチャ鳴ります!
コリングスの記事でも書きましたが、ワタシ、滅多に「メチャメチャ」とか「激鳴り」とかいう言葉は使いません。単にそういう言葉を使うと「売り文句」のように「ああ、大げさに言ってるんでしょ」と捉えられがちと思っているから。
オーナー様の希望で弦はエキストラライトゲージ(.010〜.047)なのでアコギでは一番細い部類ですが、それでも弾いた瞬間、お腹に伝わる振動もそうですが「うわ、これ鳴るわ」って印象を受けました。あ〜、.012〜ゲージ張って弾いてみたかった・・・
このギターのオーナー様もそうですが、どんなギターであってもご本人がその楽器を愛していて修理して生き返らせたい、というのであればお金の話は別として、快く引き受けます(因みに今回のケースも普通に程度の良い軽自動車がかるく買えてしまう金額でした)。
逆に、修理したい楽器にそれほどの愛着が無いのであれば、たとえ修理したいと要望されても、いったん「落ち着いて、もう一度検討しては」と助言します。。。。。
本人が喜ぶ姿を見る事がこの仕事をしていていちばん嬉しい瞬間ですからね。
10ページにわたるボリュームをお読みいただきありがとうございました
おつかれさまでした
2021年が皆様にとって、世界中の人々にとって、平和で穏やかな一年となりますように
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